パワーはチカラ×スピードでつくり出すことができます。ウエイト・トレーニングで増やした筋量と、スピード・トレーニングで得た速度を掛け合わせることで、かつてないパワーを生み出すことができます。また、挙上した重さと、それを受け取る力。再び挙上する力。そのループこそが、競技に役立つパワーを生み出すポイントです。

競技力の向上につながるトレーニングは、すべて動きの中で行われます。筋肉を効率よく増やすことも例外ではなく、カラダ全体を使ったウエイト・トレーニングを実施します。下半身の力をうまく利用して挙上する重さは、より大きな負荷にも対応できるようになるため、限られた時間の中でも効率よく最大の筋肉を得られるのです。

自身が生み出した力を吸収（減速能力）し、その力を次の動作へ繋ぐ能力（弾性力）を養います。直線的な動きだけではなく、捻転、対角線の動きも伴うトレーニングができます。バーサー・プーリー（パワー・マネジメント）は、力をどれだけコントロールできているかを測定します。どの動きにおいても自身の力を吸収し、その力を利用することで、より大きな力をつくり出せます。このパワーを数値化することで科学的な分析ができるため、目標や課題点が明確になります。