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2023 ミス・ユニバース・ジャパン セミファイナリストが挑むボディメイク<前編>~オフィシャルトレーナー池澤智がつくる世界レベルの美とは?

いままで多くのビューティーページェントでオフィシャルトレーナーを務めてきたトータル・ワークアウト代表 池澤智。2023 ミス・ユニバース・ジャパンファイナルにおいても、セミファイナリスト達のボディメイクに携わりました。

今回、初の試みとして、セミファイナリスト達のボディメイクを実施する中で「カラダの使い方が良く、アスレティックなカラダを目指せるセミファイナリスト」を2名選出し、トータル・ワークアウトにてパーソナル・トレーニングを実施しました。


TOMO IKEZAWA/ 池澤 智

トータル・ワークアウト 代表

パーソナル・トレーナーを目指し、トータル・ワークアウト創設者ケビン山崎の元へ渡米。多くの有名人やセレブのボディメイクを手掛け高い評価を得る。
2012年-ミス・ユニバース・ジャパン、16年-22年ミス・アース、19年-22年ミス・ジャパンのオフィシャルトレーナーに抜擢され、ファイナリストたちのボディメイクを手掛けている。
六本木ヒルズには、自身が考案した美しいカラダをつくるための「Nutrient-dense foods」の考え方に基づくこだわりのメニューを提供するカフェ「TOTAL FOODS」がある。

今、時代が求めるカラダ

– 2023 ミス・ユニバース・ジャパン セミファイナリスト達とのトレーニング –

池澤智「今回のセミファイナリスト達をみても、明らかに『細ければ細いほど美しい』という概念は過去のものになり、世界の舞台に立ったとしても迫力負けしないカラダが求められているのが分かりました。私が以前より提唱している『しなやかでアクティブなカラダ』に、より力強さが求められていると感じます。」

腕や足が棒のように細く、そしてウエストのくびれがなくストンとしている「ただ細いだけの体型」ではなく、くびれのある立体的なカラダが世界だけでなく日本でも強く求められるようになりました。

―「しなやかでアクティブなカラダ」とは、具体的にどのようなカラダでしょう?

池澤智「まずは、細いだけでなく筋肉があり、適度に脂肪もある健康美を兼ね備えたカラダであること。そして次に、2つ以上の筋肉を連動させたしなやかな動きができること。

複数の筋肉を正しく連動させることでダイナミックな動きができるようになるので、そのパワーをコントロールすることで、強さもしなやかさも自在に表現できるのです。

ミス・ユニバース・ジャパンのセミファイナリスト達に必要なのは、世界レベルの価値観の中で、自らの意思を表現するパワーがそなわっている、女性らしさと強さを兼ね備えたカラダ。カラダが整えばココロも整うので、そのカラダで何をするか?なにをうったえるか?というところまで考える余裕が生まれます。」

– トレーニングだけでなく食事管理についても池澤よりセミファイナリスト達に指導。池澤監修のFOOD BIBLEをもとに食生活を自己管理します –

ダイナミックな動き

– セミファイナリスト達に骨盤と体幹の意識を高めるためBody re-Tuning®を指導 –

池澤智が「あ、この人はカラダの動かし方を理解できるだろうな。」と、29名のセミファイナリストの中で目を引いたのは宮崎莉緒さん。

宮崎莉緒さんは小学1年生の頃チアダンスに出会い、現在も大学でチアダンスを続けているというだけあり、池澤智が開発したオリジナルメソッドBody re-Tuning®をセミファイナリスト全員でトライしている中、なんとなく動きを真似するだけではなく、池澤の動きを正しく再現しようとしていた姿が池澤の目にとまりました。

筋力や体力は申し分ない宮崎莉緒さんですが、カラダは動かし方が正しくないと左右差や間違った筋肉の付き方が顕著になってしまいます。自分では気づいていない左右のアンバランスさや、間違った骨盤の傾きを正すことで、宮崎莉緒さんの左足の動かしにくさや、骨盤の開きを整え、カラダの中心からダイナミックな動きを出せるようになる!
と池澤は確信しました。

動きでカラダを大きくみせる

そしてもう1名は、ランニングアンバサダーとして、女性の目標達成をサポートする活動を実施する森下理沙さん。そのバックグラウンドを知らなくても、Body re-Tuning®で骨盤を注意深く動かす様子をみれば、運動経験の有無は明らかでした。

世界の舞台で存在感をアピールするにはやや小柄な印象がある森下理沙さんですが、池澤智は2つのアプローチで、存在感を放つボディメイクをイメージしました。

1つは食事管理とウエイト・トレーニングで物理的に筋肉を育てること。
もう1つは、カラダが大きく見えるような動き、カラダの使い方を習得すること。

身長然り、物理的なカラダの大きさには限界がありますが、各々の持っているカラダを最大限に生かす、いや、むしろ本来の可能性以上の見せ方をすることは可能です。そのために必要な「カラダを思い通りに正しく動かす」という資質が、森下理沙さんには備わっていると池澤智は直感したのです。

骨盤の角度を意識して生活してますか?

二人ともに共通する課題は「骨盤後傾」
ソファーにゆるりと腰を下ろしている時の姿勢をイメージするとわかりやすいかと思います。

骨盤が正しく立っていないと、歩くときに骨盤を使って脚を前に出すことが出来ず、膝をつかって歩いてしまうため美しい歩き方にはなりません。加えて、お尻のトップの位置が下がり、下腹がぽっこりと出た状態に・・・こんな姿勢で生活している自分を顧みてドキッとしていませんか?

ミス・ユニバースの舞台では14~15cmものヒールを履いてウォーキングするので、正しく歩く難易度はよりあがります。そのためにも、

・骨盤を立てるために必要な筋肉をきたえる
・骨盤をしっかり立ててられるようなカラダの使い方を習得する

これが、カラダの立体感をつくりだすため、動きを伴う際の表現力を豊かにするためには必要不可欠だと池澤智は言います。

2023年7月当時、2023 ミス・ユニバース 日本代表決定まで残り2ヶ月。

第一線で活躍する女優、著名人の顧客を多数もち、年間2000セッション以上を実施する女性のカラダづくりに精通するアドバイザー的存在であるトータル・ワークアウトのパーソナル・トレーナー前川洋子を筆頭に、新体操やダンスでしなやかでアクティブなカラダづくりを実践してきた2名のトレーナー、昭乃と智瑛美がビューティーチームとして、宮崎莉緒さん、森下理沙さん両名のカラダづくりを始動しました。

8月30日の2023 ミス・ユニバース® ジャパン ファイナルまで、2ヶ月のトレーニングの道のりについては、後編記事でお伝えします。
「2023 ミス・ユニバース・ジャパン セミファイナリストが挑むボディメイク<後編>」記事は以下よりご覧ください。


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