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横浜DeNAベイスターズ佐野恵太選手・知野直人選手「熱男塾」思い出の地グアムで魅せた攻めのトレーニング

プロ野球もいよいよ開幕。野球シーズンが本格的にスタートしました。

さかのぼること3ヶ月前の2024年12月、シーズン終了直後から休むことなくトータル・ワークアウト六本木ヒルズ店にてBaseball Programを実施する横浜DeNAベイスターズ佐野恵太選手、知野直人選手の姿がありました。

カラダを徹底解剖するPhysical Dock

医療における健康診断のアップグレード版が人間ドックであるように、カラダの特徴をカラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーが徹底的に解剖するのが、トータル・ワークアウトのフィジカルドック。自覚症状のない不具合や、将来的にトラブルを引き起こす可能性がある部位とカラダの使い方を洗い出すためにありとあらゆる測定を行います。

カラダの特徴をカラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーが徹底的に解剖するのが、トータル・ワークアウトのフィジカルドック
ー 足裏の使い方や左右バランス、関節可動域など細部にわたり計測と分析を -

志水浩二トレーナー(以下、志水トレーナー)「体組成・左右差・ねじれ・可動域・筋力・バランス・瞬発力・姿勢・眼の動きに至るまで、徹底的に測定と洗い出しを行いました。自分のカラダに目を向けることは、課題を知りリスクを回避できるだけでなく、自身の強みを知るチャンスでもあるんです」

フィジカルドックはアスリートだけでなくトータル・ワークアウトの会員様もお受けいただく事が可能です。
詳しくはトータル・ワークアウトの活動報告よりご確認ください>>フィジカルドックについてチェックする

佐野恵太選手グアムキャンプにてトレーニングを担当したトータル・ワークアウト志水浩二トレーナー

灼熱のグアムでのトレーニングビジョン

2020年から、オフシーズンは松田宣浩氏率いる「熱男塾」の自主トレに参加していた佐野選手ですが、今年は知野選手と二人で、熱男塾思い出の地グアムにて自主トレを慣行しました。

1月5日、両選手とともにトータル・ワークアウトからはパーソナル・トレーナーでありトレーニング開発の責任者をつとめる志水浩二トレーナーがグアム入りし、グアム到着初日の夕方から早速トレーニングを実施。1日たりとも無駄にしないという自主トレに対する気迫が感じられます。

志水トレーナー「12月中のPhysical Dockで、現時点でクリアしている項目、課題がある項目を明確化し、その対策もすでに日本で取り組み始めた状態でグアム入りをしたので、着いて早々からより効率的な“攻め”のトレーニングをスタートすることが出来ました。」

― 今回のグアム自主トレのビジョンは?

志水トレーナー「王道ですが、やはり2025年シーズンを戦い抜けるカラダを目指すのが一番の目的。そのためには体力や持久力はもちろんのこと、いかにカラダを正しく無駄なく使うかというのがとても重要。カラダを支える、バランスを保つ、衝撃を吸収するなど全身のパフォーマンスに影響を及ぼす「足の骨」のアライメントを整えることからしっかりとアプローチしました。建物でいうところの基礎にひずみがあれば、その上に乗っかっているすべてに支障がでてしまう。だから事前準備ではもちろんのこと、グアム入りしてからも足裏から股関節までのカラダの動きは日々入念に調整し、シーズンインしてからも選手たちが自分自身の力で気づき、整えられることをゴールに」

あえて苦しい道を選ぶ。佐野選手“攻め”のトレーニング

佐野恵太選手といえばチームのムードメーカーとして活躍する明るい人柄を思い起こす方も多いでしょう。しかし、グアム自主トレではいまだかつてないストイックな姿が印象的だったと志水トレーナー。

志水トレーナー「ウォームアップ一つとっても流すことなく、効果を取りにいく!気づいて改善する!という能動的な取り組み方。チョイスがあれば必ず苦しい道のりを自ら選び『どれだけ辛いんだろう、楽しみになってきた!』と前向きに追いこむのが佐野選手。丁寧さと、限界まで攻め込む勢いのバランス力が秀逸でした。」

そんな佐野選手が取り組まれたトレーニングメニューを一部公開します。

<GUAM CAMP / Training Menu>

08:45 Warm-up EX(12種目)
カラダを支える足部の骨のアライメントを整えて、股関節を中心に動きの良さを作っていく

09:00 Movement Training(10種目)
動きやすく、重心のコントロールが効いて、負担の少ないカラダの使い方が出来るようにしていく

09:30 SprintTraining(5種目)
安定した下半身を作り上げる為に、あえてバランスが悪い芝生でのスプリントやランニングを
坂道や山登りを取り入れて、股関節でプッシュする力を強化

  1. 3キロ走
  2. 60mインターバル走(7本)
  3. 80mインターバル走(16本)
  4. 40m坂道スプリント(18本)
  5. 4キロ山登りロードワーク(1回のみ)

11:00 Mental Vision Training(10種目)
追従性眼球運動、跳躍性眼球運動、両眼のチームワーク、周辺視を中心に眼の筋力トレーニング。
脳の一部といわれる眼球の機能性を高めることで、視覚機能に密接な関係がある野球というスポーツのパフォーマンスを上げる。

11:30 Athlete Tuning Method®(6種目)
自分自身が使いづらくなっている筋肉を、レッドコードという特殊な器具で呼び起こし、正しい筋肉の使い方の反復練習を行うトータル・ワークアウトならではのトレーニングメソッド。
レッドコードでカラダの重力を軽減することで、腸腰筋など意識的に使う事が難しいとされる筋肉に鋭く働きかけることができる。

12:00 Physical Training(15種目)
股関節、体幹、肩甲骨周りの強さ、筋持久性、瞬発力など、全身の強化

12:30昼食

13:00 Baseball(キャッチボール、バッティング)
徹底的に追い込んだカラダを野球の動きに馴染ませ、確認を行う

14:00 Weight Training
爆発力を出せる下半身に合わせた上半身の強さをつくり、より連動性の効いたカラダを目指す

  1. 背中(3種目5セットずつ)、上腕二頭筋(2種目5セット)
  2. 胸(3種目5セットずつ)、上腕三頭筋(1種目5セット)
  3. 肩(4種目5セットずつ)、上腕二頭筋(2種目5セット)

16:00 Cooldown

とにかく朝から夕方まで、毎日この過酷なトレーニングの繰り返しです。

志水トレーナー「灼熱のグアムで限界を超えるまでカラダを追い込むことは、暑い環境下で自分のカラダはどのような反応をするのか、どのような対処が回復に効果的なのかを明確化するシミュレーションにもなります。日本の酷暑にも太刀打ちできるカラダを効率的につくることが出来たのではないでしょうか」

戦うカラダづくりに欠かせない食の取り組み

過酷なトレーニングに耐えられるカラダ、1年間戦い抜くカラダをつくっていく為に、トレーニングと同じくらい大切なのが食事管理。高タンパクの食事を心掛け、戦えるカラダの確度を高めていきました。

志水トレーナー「佐野選手も知野選手も体重1~2キロの増減でパフォーマンスへの影響を敏感に感じ取られるので、日々のカラダの変化や体感を確認しながらプロテインや食事をプラス。必要に応じてサプリメントを補充して過酷なトレーニングに耐えうるカラダ、さらに一歩先行くカラダをつくるサポートをしました」

<GUAM CAMP / Food Menu>

07:45朝食
卵料理、サラダ、味噌汁、海藻、豆腐、魚料理

12:30昼食①
チキントルティーヤ

15:00昼食②
トータル・ワークアウトWhey Flex Protein Premiumチョコプロテイン

18:30夕食
チキンサラダ、魚料理
or
ステーキ
をローテーションで

新シーズン本格始動にむけて

1月4日から12日まで、時には吐くほどの強度でみっちりとカラダを追い込んだグアム自主トレを終え、帰国早々間髪入れずに岡山県倉敷市での自主トレへ向かった佐野選手と知野選手。

志水トレーナー「倉敷には帯同できなかったのですが、山本祐大選手も加わって実施した合同自主トレーニングでは、グアムで日々実施したMental Vision Trainingに取り組むお三方の様子がみうけられました。やっぱり嬉しいですね。灼熱のグアムでのトレーニングの1つ1つがこの1年の土台となっていることを期待しつつ、これから始まるシーズンが楽しみで目が離せません」  

佐野恵太選手、知野直人選手のシーズンにおける活躍、そして横浜DeNAベイスターズのリーグ優勝、日本一に貢献されることにご期待ください。

「スポーツには観る人に対してエネルギーを伝えたり、健康に対する積極性を刺激する力がある」と志水トレーナー。

パーソナル・トレーナーとして全身全霊でアスリートのトレーニングに携わる自身の経験とスポーツの持つ力とで、アスリートに限らぬ多くの方々にトータル・ワークアウトが提唱する「アクティブ・ウェルネス」なライフスタイルのムーブメントを起こすことが、志水トレーナが描くトータル・ワークアウトならではのパーソナル・トレーナー像。

志水トレーナーの抱くビジョンならびにトータル・ワークアウトが提唱するアクティブ・ウェルネスについては以下の記事も併せてご覧ください。


志水 浩二/KOJI SHIMIZU

TOTAL Workout トレーニング開発課マネジャー/ 渋谷店 店長

パーソナル・トレーナー歴18年(2024年現在)
小学生時代より野球に親しむ。一時はプロを目指していたが、肩の故障により夢を断念する。
「スポーツに関わる仕事がしたい」という思いから、パーソナル・トレーナーを志す。将来的には一流のトレーナーとして第二のケビン山崎のような存在になることが目標。現在はアスリートなどのコーチングも多数務める。

トータル・ワークアウト渋谷店>>https://totalworkout.jp/shibuya/


トータル・ワークアウトが携わるアスリートトレーニングについては以下の記事もチェックしてみてください。

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カラダづくりのプロフェッショナルチーム

カラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーと、フードケア・ボディケアの各スペシャリスト、編集者がチームを結成。経験に基づいたリアルな情報をお届けします。

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