人生を一歩先へ進めるためのメディア

TRAINING

ダイエットに適した食材の選び方!痩せ体質をつくるおすすめの食べ物45選

ダイエットに食事はとても重要ですが、数ある食材の中から何を選んで食べるべきか、適切な選択をするのはとても難しいものです。

この記事では「ダイエットではどんな食材を摂ればいい?」「ダイエット効果の高いおすすめの食材はある?」といった悩みを抱える方に向けて、ダイエット中におすすめの食材45選を紹介します。

肉や魚、大豆製品から、野菜、きのこ、海藻、果物、ナッツまで、あらゆる食品の中からダイエットでのおすすめを厳選紹介しますので、ぜひダイエットの成功に役立ててください。

ダイエットに適した食材の選び方

最初に、ダイエットに適した食材の選び方を解説します。

  • 栄養価の高い食材
  • 低糖質の食材
  • カラダを温める食材
  • 噛みごたえのある食材

栄養価の高い食材

栄養価の高い食材とは、量の割に栄養が豊富に含まれている食材です。とくにダイエットの時は低糖質・低脂質であり、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養が豊富な食品が適しています。

とくにキヌアやチアシードなど、高栄養価で「スーパーフード」といわれる食材を積極的に摂りましょう。また、野菜や果物は季節によって栄養価が変わります。栄養が豊富になる旬の食材がおすすめです。

同時に、不足している栄養素を補う食材を選ぶことも意識しましょう。

低糖質の食材

ダイエットのときは、低炭水化物・低糖質の食材を選びましょう。炭水化物や糖質は、エネルギー源として必要ではあるものの、現代人は摂りすぎていることが多いです。

とくにお菓子や清涼飲料水に多く含まれる、白砂糖や人工甘味料は避けましょう。また、白米やうどんやパンなどの白い糖質も要注意。これらの食材は食べたあとに急速に血糖値を上げて、脂肪を増やしやすいのです。

炭水化物を摂るときは、雑穀や全粒粉のような精製されていない食材を選びましょう。これらにも糖質は含まれていますが、食物繊維やミネラルが豊富なため、ダイエットで必要な栄養素を補うことができます。

カラダを温める食材

ダイエットのためには、カラダを温めることも重要です。カラダが温かいと血流が活発になり、代謝が上がるため、脂肪が落ちやすくなります。とくにダイエットで食事制限をしていると、摂取エネルギーが減ってカラダが冷えてしまう場合があります。

食材に関わらず、温かい料理を食べることを意識しましょう。できる限り常温以上の食事を摂ることが重要です。

また、筋肉量が多いほどカラダは熱を生み出してくれます。そのため、タンパク質をしっかり摂りながら、筋トレをして筋肉量を増やすことも重要です。

噛みごたえのある食材

ダイエットのためには、噛みごたえのある食材も有効です。噛みごたえのある食材は、自然に噛む回数が増えるため、満腹感が得られやすいでしょう。満腹感が高ければ、食べ過ぎを防止することができます。

さらに、食感があって噛みごたえのある食材を、あえて大きくカットするのも有効です。あえて大きくカットすることで噛む回数が増え、満腹中枢が刺激されます。

ダイエットにおすすめのヘルシー食材一覧

続いて、ダイエットにおすすめのヘルシーな食材を解説します。ここでは34個の食材を紹介するので、豊富なバリエーションを楽しむことができます。食材選びに迷ったら、この章を見てダイエットに適した食材を探してみてください。

  • 肉・魚
  • 大豆製品
  • 野菜類
  • きのこ類
  • 海藻類
  • 果物
  • ナッツ類

肉・魚

肉や魚は貴重なタンパク源であり、ダイエットにも重要です。タンパク質をしっかり摂って筋トレをすることで、筋肉量が増えて基礎代謝が上がり脂肪が落ちやすくなります。

しかし、肉や魚には脂肪が多い食材も多いです。とくにバラ・ロース・サーロインなどは脂肪が多いので注意しましょう。

以下に低脂質・高タンパク質の食材を紹介するので、この中から選んでみてください。

豚ヒレ肉

豚ヒレ肉は低脂質・高タンパク質です。また、脂質や糖質の代謝に重要なビタミンB群や、脂肪を分解してエネルギーにするときに重要なカルニチンも含まれています。

鉄や亜鉛などのミネラルも豊富なため、ダイエット中のタンパク源としてとても優秀といえるでしょう。

豚肉の中では、もも肉や牛ヒレ肉も低脂質・高タンパク質なので、ダイエット中におすすめです。

鶏むね肉

鶏むね肉も低脂質・高タンパク質であり、ビタミンB群が豊富に含まれています。スーパーで安価に手に入りやすい食材のため、ダイエット中のタンパク源として重宝するでしょう。

マグロ

魚は低脂質・高タンパク質の食材が多いうえに、脂肪になりにくいオメガ3が豊富に含まれているので、ダイエット中のタンパク源としておすすめです。

とくにマグロの赤身は低脂質・高タンパク質です。他にも、初ガツオやアジ、真鱈やカレイなども素晴らしいタンパク源になってくれます。

大豆製品

大豆を使った食材は、ダイエットにおすすめです。大豆のタンパク質は、カラダにゆっくりと吸収される特徴があります。就寝時は朝まで食事をとれませんが、夕食時に大豆を食べておけば、長時間にわたってタンパク質を吸収し続けてくれます。

また大豆は食物繊維も豊富です。腸内環境を改善して栄養の吸収率を高めてくれたり、便通をよくしてくれたりします。

とはいえ脂質が0ではないので、量はコントロールしてください。

2-2-2 納豆

納豆はとてもダイエットに適した食材です。納豆に含まれる納豆菌は、腸内の善玉菌のエサになるため腸内環境を改善してくれます。

また、マグネシウムが豊富なため排便を促進してくれたり、納豆菌から作られるナットウキナーゼという酵素が消化吸収を助けたりする作用もあります。

豆腐

豆腐もまた、ダイエットに適した食材です。低カロリーで高タンパク質であり、マグネシウムも豊富に含まれます。麻婆豆腐や肉豆腐など、食事のメインレシピにも取り入れやすいでしょう。

2-2-3 ソイミート

ソイミートとは、大豆からタンパク質を抽出し繊維状にして、お肉の様に成形し乾燥させた加工食品です。低カロリー・高タンパク質であり、食物繊維やビタミン・ミネラルも豊富なため、ダイエットにとても適した食材です。通常のお肉と同様に調理をすることができます。添加物が使用されていないか?など、商品選びの際は注意してください。

野菜類

野菜は低糖質のものがダイエットに向いており、ビタミンやミネラルの補給に役立ちます。また、食物繊維を摂れるので腸内環境の改善も期待できるでしょう。

葉物野菜

キャベツやレタスなどの葉物野菜は、低カロリーで食物繊維が豊富な食材です。また、抗酸化作用があるビタミンCやβカロテンも含まれているため、美容やアンチエイジングなどにもおすすめです。

トマト

トマトは高い抗酸化作用のあるリコピンや、ビタミンC・Eが豊富に含まれてるためダイエット中も美容に気をつけたい方にはおすすめの食材です。生のままで食べるのもよいですが、加熱して食べることで吸収率を高められます。

ただし全体的に糖質が高いので食べる量には気を付けましょう。特にフルーツトマトのように、糖質の高いトマトはダイエット中はさけた方が良いかもしれません。

ごぼう

ゴボウは食物繊維が豊富なため、とても噛みごたえがあります。噛む回数が増えるため満腹感が得られ、腸内環境の改善にも期待できます。糖質もそれなりにあるので食べすぎには気を付けてください。

きのこ類

きのこは低カロリーで食物繊維やビタミンB群が豊富に含まれているため、ダイエットにとても適した食材です。

きのこに含まれる食物繊維は、腸内環境を整えて栄養素の吸収効率を改善したり、便通をよくしたりする働きがあります。とくに水溶性食物繊維のβ‐グルカンは、糖質の吸収を抑えてくれます。

また、ビタミンB群は脂肪の分解に重要な働きをするため、ダイエットでは摂取しておきたいビタミンです。

エリンギ

エリンギは食物繊維、ビタミンB1、B2、ナイアシン、ビタミンDが豊富に含まれています。とくにβ‐グルカンが豊富なため、ダイエットにおすすめなきのこです。

また噛みごたえもあるため、自然と噛む回数が増えて満腹感を得られやすい食品です。

しめじ

しめじは食物繊維やビタミンB群、アミノ酸の一種であるオルニチンが豊富な食材です。オルニチンは肝臓の解毒を助ける働きがあり、ストレスを和らげたり、疲労回復を促進したりする作用が期待できます。

1年を通して手に入りやすいため、ダイエットメニューに使いやすい食材です。

まいたけ

まいたけは、ビタミン・ミネラル・ナイアシン・食物繊維を豊富に含みます。とくにナイアシンの含有量はきのこ類の中でもトップクラス。ナイアシンは脂質や炭水化物の代謝をサポートするため、ダイエットで積極的に摂りたい栄養素です。

えのき

えのきには、ビタミンB1・ナイアシン・GABAが豊富に含まれています。GABAは神経伝達物質の1つで副交感神経を活発化するため、リラックス作用や精神安定効果があります。

ダイエット中のストレス軽減のために、おすすめの食材です。

その他

その他にも、しいたけ、なめこ、マッシュルーム、きくらげなどは、ダイエットにおすすめのきのこと言えるでしょう。きのこ類は全般的に低カロリーかつ栄養価が高いため、ダイエットに向いている食材なのです。タンパク質を十分に摂った上で、ダイエット中の食事に取り入れましょう。

海藻類

わかめ

わかめは低カロリーで、食物繊維を豊富に含んでいます。また、甲状腺ホルモンの合成に必要なヨウ素もたくさん含んでいます。甲状腺ホルモンは代謝に重要で、甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、痩せにくくなると言われています。

そのため、ヨウ素をしっかり摂ることで甲状腺ホルモンの合成が高められ、代謝の向上につながるでしょう。

ひじき

ひじきは食物繊維とミネラルが豊富に含まれています。とくに皮膚の健康を保つビタミンAが豊富に含まれているため、美容目的でダイエットをしている方にはとくにおすすめの食材です。

とろろ昆布

昆布は食物繊維や鉄・カルシウムなどのミネラルが豊富です。色素成分であるフコキサンチンは、脂肪の蓄積を抑える働きと、たまった体脂肪を燃やすタンパク質『UCP-1』の活性を上げる効果があります。

とくに、昆布の表面を薄く削って作るとろろ昆布は、成分の吸収率が良いと言われます。そのまま食べることで、食物繊維をしっかり摂取できるでしょう。

さらに、とろろ昆布はカラダの中に入ると膨張するため、満腹感を得られやすく、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。

果物

果物はビタミンや食物繊維などを豊富に含みますが、糖質もそこそこ含まれているため、ダイエット中は食べすぎに注意しましょう。

キウイ

キウイはとても栄養価の高いフルーツです。ビタミンB6、葉酸、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、食物繊維、ポリフェノールを豊富に含みます。とくにビタミンCはキウイ1個で1日分の推奨量を摂れるのです。

ビタミンCは、美容やエイジングケア、免疫機能をサポートする栄養素であり、食事から摂取しなければなりません。

また、ビタミンB6は脂質の代謝に関わるため、ダイエットに重要な栄養素です。

スイカ

スイカは90%が水分であり、汗と共に失われるカリウムが豊富に含まれているため、運動後に食べたい食材です。カリウムは体内の余分な塩分を体外に出したり、水分を保持したりするなどの働きがあります。

また、リコピンやβカロテン、ビタミンCなど、抗酸化作用の高い成分も含まれています。そのため、美容やエイジングケア、免疫機能をサポートする働きも期待できます。

グレープフルーツ

グレープフルーツには、ビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素が含まれています。とくにビタミンCが豊富で、ピンクの果肉にはリコピンやβカロテンも多く含まれています。

また、苦み成分であるフラボノイドの一種ナリンギンには、食欲を抑制する働きや脂肪の分解を促進する効果があります。

レモン

レモンは、多くの方がご存じのようにビタミンCの含有量が多い食品のひとつ。それだけでなく、クエン酸も豊富に含んでいるのです。クエン酸は疲労回復に重要な働きをするため、ダイエットの運動後に摂りたい成分です。

また、爽やかな香りのリモネンによって、気分をリラックスさせる効果も期待できます。

いちご

いちごはポリフェノールの一種である、アントシアニンが豊富に含まれている食材です。アントシアニンには、疲れた肝臓や目を癒やす効果、アンチエイジング作用などが期待されています。

また、ペクチンと呼ばれる食物繊維も含んでいるため、腸内環境の改善にも一役買います。

ナッツ類

ナッツはとても栄養価が高い食品です。タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維など、豊富な栄養素が含まれます。脂質も多く含むため、食べ過ぎに注意して摂取しましょう摂取しましょう。

アーモンド

アーモンドは、ビタミンB2、ビタミンE、鉄、カルシウム、食物繊維などを豊富に含み、スーパーフードのひとつでもあります。およそ50%が脂質ですが、その脂質はオレイン酸やリノール酸で、健康に重要な栄養素です。

オレイン酸やリノール酸は血液の流れを改善し、LDL(悪玉)コレステロールを軽減したり、コレステロール値を安定させたりなどの作用があります。

くるみ

くるみは、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、マグネシウム、銅、亜鉛など、ビタミンやミネラルを豊富に含みます。60〜70%が脂質なのでハイカロリーですが、くるみは脂肪になりにくいオメガ3の脂質を豊富に含んでいます。

糖質が少なく食物繊維が豊富なためダイエット中の間食におすすめですが、ハイカロリーなので食べ過ぎには注意しましょう。

ダイエットにおすすめの間食

ダイエットにおすすめの間食は、タンパク質が豊富に摂れるものや、エネルギー源として良質な脂質が摂れるものがおすすめです。どうしても甘味が欲しい場合の摂り方も解説しているので参考にしてください。

  • プロテイン
  • アーモンドなどのナッツ
  • 甘味はフルーツ少量かラカンカ

プロテイン

プロテインはダイエット中におすすめの間食です。素早くタンパク質を補給できるうえに、多少の満腹感が得られます。とくに糖質と脂質をカットしたWPI(ホエイプロテインアイソレート)がおすすめです。

また、プロテインバーなども間食として使えます。しかし、砂糖や人工甘味料が含まれているものが多いため商品選びには注意が必要です。低GIで食物繊維が豊富なものを選び、できる限り添加物は避けるようにしましょう。1回に半分だけ食べる、などのコントロールも有効です。

アーモンドなどのナッツ

アーモンドなどのナッツは、オメガ3やオレイン酸などを含んだ良質な脂質を摂ることができます。小腹が空いたときのエネルギー補給に有効です。

しかし、ハイカロリーでもあるため、食べすぎには注意しましょう。ナッツを選ぶときは無添加で殻付きのものがよいでしょう。

甘味はフルーツ少量かラカンカ

甘味が欲しいときは、フルーツを少量食べるか、コーヒーにラカンカを入れたゼリーを作るのがおすすめです。しかし、クリームは脂質が多いので、入れるのはやめましょう。

また、腸内環境を整える意味で、無糖のヨーグルトにラカンカを入れて食べるのもいいでしょう。こちらも食べすぎには注意です。

ダイエットにおすすめの飲み物

ダイエットにおすすめの飲み物を解説します。ダイエット中の飲み物は、糖質や脂質が少なく低カロリーで、ダイエットに役立つ成分を含むものを選びましょう。

  • 抹茶
  • オーツミルク
  • KOMBUCHA(コンブチャ)

抹茶

抹茶に含まれるカテキンは、血糖上昇の抑制や、脂質代謝の向上といった働きがあります。他にも、葉酸、カリウム、食物繊維などを含むため、ダイエットに必要な栄養を補える飲み物です。

しかし、よく販売されている「抹茶風味の味付け」をされた甘い飲料などは、糖質や脂質、添加物を摂りすぎてしまうデメリットがあるため、あまりおすすめしません。抹茶だけだと摂りにくければ、抹茶の入ったプロテインを選ぶのもよいでしょう。

オーツミルク

オーツミルクは低糖質・低脂質なので低カロリー。そのうえ、食物繊維やビタミンEを補うことができます。また、味や匂いに癖がないため、飲みやすいことも特徴です。

さらに、アレルギー特定28品目が含まれないため、アレルギーがある方でも安心して飲むことができます。

KOMBUCHA(コンブチャ)

KOMBUCHA(コンブチャ)とは、日本語の昆布茶ではありません。微炭酸の発酵飲料「紅茶キノコ」のことを指します。

紅茶に少しの甘みを加えたものに、善玉菌である酢酸菌(さくさんきん)と酵母由来の菌株(スコビー)を入れて、酵素と糖をエサにして発酵させます。そうすることで、フルーティーな酸味と微炭酸が感じられる発酵ドリンクの出来上がり。

善玉菌が豊富に含まれるため、腸内環境の改善に役立ちます。さらに200種類以上の酵素があるため、デトックスにも効果的です。とくに食前に飲むことで、消化吸収を助けてくれるでしょう。

高栄養価のスーパーフード5選

ダイエットにおすすめの、高栄養価のスーパーフードを5つ紹介します。これらの食材はダイエットにも有効なことはもちろんのこと、とくに健康にも重要な働きをします。QOL(クオリティオブライフ)向上のためにも、日常的に食べたい食材です。

  • スピルリナ
  • モリンガ
  • 梅干し
  • ビーツ
  • ケール

スピルリナ

スピルリナは、小さな藻の一種で、地球上に生命が現れた頃から存在する地球最古の生命体といわれています。

タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維など50種類以上の栄養成分を含み、『スピルリナだけ食べても生きていくことが出来る』といわれるほど、栄養価の高いスーパーフードです。

とくにタンパク質の成分含有比(重量比)は65〜71%で、これはタンパク質の多い肉・魚・大豆よりも高い数字。さらに、必須アミノ酸8種類を含む計18種類のアミノ酸を含んでおり、消化吸収率も95%と高いのです。

ほかにも、ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、カリウム、カルシウムなど、ビタミンやミネラルをとても豊富に含んでいます。

このようにダイエットに必要な栄養素が豊富なスピルリナは、積極的に摂取したいスーパーフードですね。

モリンガ

モリンガは、栄養素が90種類以上含まれるスーパーフードです。食べられる植物の中で最も多く栄養素が含まれるといわれ、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維、GABA、ポリフェノールなどがバランス良く含まれます。

とくにβカロテン、ビタミンB1・B2・C・Eが豊富で、ビタミンB1・B2は糖質や脂質の代謝に必要なため、ダイエットにとても重要です。

また、抗酸化作用の強いポリフェノールも赤ワインの約8倍の量が含まれています。そして、食物繊維はごぼうの4倍含まれており、腸内環境の改善にも効果的です。

梅干し

ジャパニーズ スーパーフードとして世界中で注目されている梅干しには、ミネラルや有機酸、ポリフェノールなどの機能性成分が多く含まれています。植物ポリフェノールの一種である梅リグナンは、抗酸化作用が強く、アンチエイジング

に効果的です。

クエン酸も豊富で、疲労の原因になる乳酸を体外に排出します。また、ピクリン酸、カテキン酸、ペクチン酸も含まれます。

ピクリン酸は腸の働きを活発にし、カテキン酸は腸のせんどう運動を促進して便通を促します。また、ペクチン酸は下剤の効果があります。そのため、梅干しは便通改善に効果的です。

また、マグネシウム、鉄、カリウム、カルシウムなどのミネラルもとても豊富に含まれています。

ビーツ

ビーツは「奇跡の野菜」と呼ばれるほど栄養が豊富な食品です。ビーツを摂取をすることでNO(一酸化窒素)が生成されます。一酸化窒素は血管を拡張する作用があり、血流を促進して栄養素を末端まで行き渡らせる効果があります。

栄養が末端まで行き渡ることで基礎代謝の向上が期待できるため、ダイエットに効果的なスーパーフードです。

栄養素はナイアシンやパントテン酸などのビタミンB群、ナトリウムやカリウム、カルシウムなどのミネラル、食物繊維などが豊富です。

とくにカリウムが豊富なため、むくみの解消にも効果的なうえに、ポリフェノールの一種である色素のベタシアニンが含まれるので抗酸化作用もあります。

さらに難消化性オリゴ糖である「ラフィノース」が含まれるため、腸内環境に有効といえるでしょう。

ケール

ケールは緑黄色野菜の「女王」と呼ばれる食材です。キャベツやレタスなどの葉物野菜は、丸まりながら大きくなりますが、ケールは丸まらず葉を広げて、葉全体に太陽光を浴びます。そのため、より光合成が活発になり、多くの栄養素が合成されるのです。

具体的な栄養素としては、抗酸化作用のあるビタミンA・C・E(エース)、目を紫外線などのダメージから保護するルテイン、睡眠に必要なメラトニンを生成する役割のあるトリプトファンが含まれます。

さらに、便通を整える働きがある不溶性食物繊維や、免疫力に重要な「リブロース-1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼ(ルビスコ)」という成分も含まれます。

このようにたくさんの栄養が含まれるケールは、ダイエットだけでなく健康のためにも有効なので、積極的に食べましょう。

ダイエット中は注意するべきNG食材

ダイエット中に避けるべき、NG食材について解説します。ほかに重要な栄養素が含まれていても、脂質や糖質が多い食品には注意しましょう。

  • 肉(高脂肪の部位)
  • 野菜(いも類)
  • 果物(りんご、柿、バナナ)

肉(高脂肪の部位)

肉はタンパク質が豊富なため、脂肪の少ない豚や牛のヒレ肉、豚もも肉、鶏むね肉はダイエット中もおすすめです。

しかし、カルビ・バラ・ロース・サーロインなどは高脂肪なので避けましょう。タンパク質が豊富でも、これらの高脂肪部位を食べてしまうと、脂質やカロリーの摂りすぎにつながります。

野菜(いも類)

野菜のなかでも低糖質な葉物野菜はダイエットにおすすめの食材ですが、糖質量の多い食材は避けるようにしましょう。

とくにじゃがいもや長芋、里芋などのいも類は糖質を多く含んでいるので注意してください。しかし、ジャパニーズスーパーフードのさつまいもは食物繊維がとても豊富なため、量に気をつければ腸内環境改善などのメリットもあります。

食べるときには、食べすぎに注意しましょう。

果物(りんご、柿、バナナ)

野菜と同様に、低糖質のキウイやスイカなどはダイエット中におすすめの果物ですが、高糖質の果物には注意が必要です。

とくにりんご、柿、バナナはヘルシーな食材ではあるものの、糖質が豊富なのでダイエット中は気を付けましょう。

ダイエット中に重要な栄養素は?

ダイエット中に重要な栄養素について解説します。ダイエット中はカロリーを減らす方に意識がいきがちですが、必要な栄養素をしっかり摂ることも同様に重要です。

  • タンパク質
  • 食物繊維
  • ビタミン
  • ミネラル

タンパク質

ダイエット中も、タンパク質の摂取を減らしてはいけません。脂肪を落とすためには、エネルギー消費を増やして脂肪を分解することが必要であり、そのためには基礎代謝を上げることが有効です。

基礎代謝を上げる方法はさまざまありますが、とくに筋肉量を増やすことが重要です。そのためダイエットでは、筋トレをしながらタンパク質を十分に摂取して筋肉量を増やしましょう。

筋トレ中は体重1kgあたり1.5〜2.5gのタンパク質を毎日摂取しましょう。筋トレをしていなくても、ダイエットのための運動をしている間はタンパク質の摂取が必要です。

タンパク質は1gあたり4kcalあるものの、脂肪にはなりにくいため、脂肪に変わる心配はあまりありません。

具体的な食材としては、低脂肪・高タンパク質の豚ヒレ肉や鶏むね肉、マグロなどがおすすめです。また、食事から十分に摂取するのが難しい場合は、間食でプロテインを摂取することもおすすめです。

ホエイプロテインの場合は糖質や脂質がカットされたWPIを選びましょう。

食物繊維

食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な栄養素です。腸内環境が悪化すると、栄養の吸収率が低下して便通も悪化します。すると、ダイエットや健康のために必要な栄養素が吸収されづらくなるのです。

さらに腸内環境を悪化させると腸のバリアが壊れて、腸から毒素などの異物が体内に侵入してしまうことがあります。これをリーキーガットといいます。

肌が荒れたり、筋肉痛や疲労からの回復が遅れたりすることがあるので、ダイエットはもちろん健康にも悪影響です。

腸内環境を整えるためにも、食物繊維をしっかり食べることを心がけましょう。食物繊維は、葉物野菜やごぼう、ナッツなどに豊富に含まれています。腸内環境を整えるには、食物繊維と一緒に納豆などの発酵食品を食べて、善玉菌を腸に送ることも重要です。

ビタミン

ビタミンは主に、体内のさまざまな代謝を助ける「補酵素」として働きます。脂肪を消費する代謝にも必要ですし、免疫系の代謝にも必要です。そのため、ダイエットで脂肪を落とすためにも、健康を維持するためにも、ビタミンはしっかり摂りましょう。

ビタミンは緑黄色野菜や果物に豊富です。とくにキウイやレモンなどはビタミン補給に役立つでしょう。また、スーパーフードにも豊富に含まれるので、ぜひスーパーフードも取り入れてください。

ミネラル

ミネラルはカラダの一部の材料になるほか、ビタミン同様に代謝を助ける「補酵素」にもなります。むくみを防止するために重要なカリウムや、女性に不足しやすくエネルギー不足の原因になる鉄などは、ダイエットのためにも重要な栄養素です。

ミネラルは肉や魚、海藻類、野菜類、ナッツなどに豊富に含まれます。

適した食材を選んでダイエットを成功させよう

ここまでで45種類の食材を紹介してきました。これらの食材をフルに使って、より効率的なダイエットに役立ててください。どれも健康に貢献する食材ばかりなので、QOLの向上にもつながることでしょう。

また、ダイエットのためには食事だけでなく、運動で筋肉量を増やしたり維持したりすることも重要です。運動抜きでダイエットをしてしまうと、筋肉量が低下して基礎代謝も低下するため、太りやすく痩せにくいカラダになる心配があります。

ここで紹介した食材をうまく使いながら、運動もとり入れてダイエットを成功させてくださいね。

ダイエットのための運動の仕方は、以下の記事を参考にしてください。

なお、筋トレの効率と食事管理をさらに徹底してダイエットを成功させたい場合は、パーソナル・トレーニングがおすすめです。パーソナル・トレーニングについて詳しい内容は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

メールマガジン登録ページへ
  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
TW PLUS 編集部

TW PLUS 編集部

カラダづくりのプロフェッショナルチーム

カラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーと、フードケア・ボディケアの各スペシャリスト、編集者がチームを結成。経験に基づいたリアルな情報をお届けします。

  1. 年末年始を迎える前に!正月太りを防ぐ勝ち越しボディの基礎作りとは?リセット方法も教えます

  2. 三谷幸喜氏×池澤智 「Urban Safari」対談からのエピソード

  3. アレンジレシピを紹介します「亜希ちゃん印 無水でつくった満足カレー」

関連記事

PAGE TOP