「自分の信じる“美しさ”を、世界の舞台で証明したい。」
そんな強い意志を胸に、2025 ミス・ユニバース日本代表の橋本佳央理(はしもとかおり)さんは、タイ・バンコクで開催された第74回ミス・ユニバース(世界大会)に挑みました。
世界各国より約130名の代表が集うこの大会で、TOP30に入賞する健闘を見せた橋本佳央理さん。その挑戦をカラダの側面から支えたのが、2025 ミス・ユニバース®・ジャパンのオフィシャルトレーナーを務めるトータル・ワークアウト代表 池澤智率いるトレーナーチームです。
美しさとは、なりたい自分、実現したいビジョンとカラダの機能が一体となった状態である――池澤智
約3ヶ月にわたるトレーニング期間を通じて、トータル・ワークアウトが提唱する「人生密度を高める」カラダづくりを体現するプロジェクトに取り組みました。

「世界で戦うカラダ」をつくるということ
橋本佳央理さんのトレーニングが始まったのは、日本代表に選ばれた直後、7月下旬のことでした。
3ヶ月という短期間で世界大会に挑むためには、見た目の仕上がりだけでなく、ステージで魅せるための“動きの質”が求められます。池澤智はまず、橋本さんの立ち姿や歩き方、筋肉の使い方、呼吸のリズムを細かく分析しました。

柔らかい印象と伸びやかな肢体が魅力の橋本さんですが、世界の舞台で存在感を放つためには、筋肉量とカラダの機能性向上が課題。
池澤智「美しさとは、単に整った体型を指すものではありません。自分のカラダをどう扱い、どう表現できるか。その機能性と意識の連動こそが、真の美だと考えています。」
チームのトレーナーたちは、橋本さんのカラダの歪みや使い方の癖をあらゆるアプローチで正しつつ、ヒールでのステージウォークを想定した体幹コントロール、正しい姿勢と安定したマインドをつかさどる呼吸の調整などを行いました。

背骨を軸とするしなやかなカラダの動きを手に入れるための丁寧なアプローチを
「見られる」存在から、「魅せる」存在へ
ミス・ユニバースのステージでは、数分間にすべてが凝縮されます。
そのため、そこに立つ者に求められるのは「表面的な美」ではなく、「内側から放たれる力」
池澤智「自分が表現したいモノ・コトが明確にあったとしても、それを表現できるカラダを持ち合わせていなかったら、まわりに熱意を伝えることはできません。歴代ミス・ユニバース® ジャパンのカラダづくりにおいては、カラダを『表現のための器』として磨き上げていくことが主幹。でも、面白いことに、カラダに向き合うとココロの状態も変わります。本気でカラダづくりに取り組んだ自信がココロを豊かにしたり、自分に必要なものと不必要なものが明確になるんです」

パーソナル・トレーニング後は併設のカフェでプロテインたっぷりのデリを食べるのが橋本さんのルーティン
トレーナーの前川洋子は、そんな橋本さんの変化を間近で見てきました。
前川トレーナー「最初は“どう見られるか”を意識していた橋本さんが、次第に“どう魅せたいか”という意識に変わっていき、1本芯の通った力強さがにじみ出ていました。その変化こそが、世界を目指す女性にふさわしい成長だと感じました」


「結果」ではなく、「過程」にある価値
第74回 ミス・ユニバース(世界大会)で見事TOP30入賞を果たした橋本さんがみせた姿勢は多くの人の記憶に残りました。その舞台に至るまでの過程こそが、トータル・ワークアウトが大切にしてきたものでもあります。
池澤智「大会結果は一つの通過点。本当の価値は、自分を理解し、磨くプロセスの中にあります。
橋本さんは、自分のカラダと真摯に向き合いながら“能動的に生きる力”を身につけていかれました。初めてトータル・ワークアウトに来た時と、トレーニングを終えた時、立ち姿ひとつとっても別人のようでした。そして世界大会では、力強い意志と気品を感じさせる堂々たるウォーキングに魅了されました。」
彼女の挑戦を支えた前川洋子トレーナーはこう語ります。
前川トレーナー「橋本さんが日々トレーニングの中で見せた集中力や粘り強さは、まさにアスリート。私たちは、美しさをつくることと、パフォーマンスを高めることを分けて考えていません。美しく生きるとは、自分の可能性を高め、生かすことだと思うからです」


「人生密度を高める」というトレーニング
トータル・ワークアウトでは、カラダづくりを通じて「人生密度を高める」ことを提唱しています。
人生密度とは、時間の長さではなく、各々が持ち合わせている時間の中でどれだけ自分の可能性を発揮できるかという指標。橋本さんの挑戦は、まさにその実例といえます。
美しさは、生まれ持った才能だけでなく、自ら掴み取るもの――
数々のビューティページェントにてオフィシャルトレーナーを歴任してきた池澤智は言います

橋本さんの挑戦が多くの人に勇気を与えたように、トータル・ワークアウトはこれからも、自分のカラダを通して人生を、社会を前進させる挑戦者たちの隣で、その進化のプロセスに伴走していきます。