加齢や生活習慣の乱れにより体型が気になってはいたものの、トレーニングによる仕事へのさまざまな支障を考えて一歩踏み出せなかった西田さん。トータル・ワークアウトに2週間通いその効果を実感し、現在もトレーニングを続けてさらに効果を出しています。
ちなみに、トータル・ワークアウトでは、通常３週間ボディメイク・プログラムが基本。3週間で9回のトレーニングを実施しますが、今回は女性誌の取材も同時に行われていたため、特別に２週間でプログラムを組むことになりました。
トータル・ワークアウトでは、高い知識と技術をもったパーソナル・トレーナーが、カウンセリングを通じてご本人の体型の悩みや目標をお伺いしてプログラムを組んでいきます。生活スタイルや運動経験、さらに過去のカラダの不調やケガなども丁寧にヒアリングして目標に向かっていくスタイルです。
トライしたのは・・・
西田竜右さん（49歳）
営業コンサルタント会社代表
学生時代は陸上、水泳、バスケットボール、極真空手、スキー、サーフィンなど多種経験。
サンフランシスコ留学中に週3回パーソナル・トレーニングを受けていたが、32歳で独立して以来仕事ファーストで会食にも行かれないほど仕事漬けに。夜中までの仕事も多く不規則な生活と運動不足で徐々に体重増加。平日は仕事、週末は家族と過ごし自分の時間をほとんど持てずにトレーニングも断念していました。
トレーニングを担当したのは、トータル・ワークアウト六本木ヒルズ店副店長で、パーソナル・トレーナー歴19年の前川洋子トレーナーです。
西田さんのトレーニング経験や、今回ボディメイクプログラムにチャレンジするに至った経緯は、連載第１弾記事よりご覧ください。
取材・文／石井彩
さまざまな女性誌、情報誌、そして新聞などで執筆活動を行い、キャリアは23年にも及ぶ。美容、健康、旅など幅広いテーマに精通し、取材・撮影ディレクションに関わる。特に人物取材に定評あり。
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カウンセリングで導き出す理想のカラダとライフスタイル
前川トレーナー：初回カウンセリングでは、体組成計の測定と共に、じっくりとご本人のお話しをお聞きし、最短で最大の成果をだすためのプログラムを組ませていただきました。西田さんはお仕事への支障が出ることを気にされているので、特にそのあたりを私たちもしっかりと理解し取り組ませていただきました。
強いカラダは回復力の高いカラダ。だからボディケアを。
前川トレーナー：仕事で疲れたカラダのままトレーニングを重ねても、頑張りに見合った最大の成果はだせませんし、トレーニング後もまた、回復力を高めるケアを怠るとせっかくの頑張りが結果につながらないという残念なことになりかねません。トータル・ワークアウトではカラダのコンディションを調整するプロの専門スタッフが、トレーニング前後にカラダのメンテナンスとしてストレッチやマッサージを行います。関節の可動域などもチェックして、パーソナル・トレーナーに伝達しその日のお客様の体調などを共有することで、安全でかつ最大の効率を出すためのトレーニングを実施することができます。
初期のトレーニングメニューを紹介
前川トレーナー：大腿四頭筋、大殿筋、広背筋、大胸筋といった大きな筋肉を鍛える種目をメインに、代謝の高いカラダづくりを目指します。トレーニングで重要なのは、やはり『正しいフォーム』
西田さんはデスクに向かう時間が長いせいもあり、股関節、肩甲骨周りともにかなり固まっているので、まずはパワープレートを使ったストレッチが必須です。」
過去のケガにも対応するプログラムに
前川トレーナー：西田さんは過去に膝を痛められ膝裏に違和感があるとのこと。スクワットで膝に負担がかかることを心配されていましたが、スクワットを正しい姿勢で、正しい力の連動でできれば、膝にはそこまで負担がかからないはずなんです。なので、まずは負荷をかけずに、正しいフォームでのスクワットからスタートしました。
水分摂取もとても大切！
前川トレーナー：ウエイト・トレーニング後は必要に応じてイントラセルスティックで筋肉をストレッチします。これにより血流を促し筋肉に酸素と栄養をたっぷりと送り込めるんです。またトレーニング中には西田さんが苦手だという、水分摂取を積極的に。トレーニング中にリハイドレーションウォーター（スポーツミネラルドリンク）を最低500mlは飲んでいただきました。1種目終えるごとに、さっとボトルを差し出してこまめに飲んでいただく。これによりトレーニング後期には1時間のトレーニング中に1000ml近く水分をとれるようになり、普段汗をかかないとおっしゃられていましたが、かなり汗も出ていました。
仕上げは体幹を刺激して
前川トレーナー：1時間のトレーニングの最後には、パワープレートの上でスクワットと腕立て伏せを。パワープレートの上で行うことで、より体幹（コア）に刺激がはいります。
トレーニング後もボディケアをしっかりと
前川トレーナー：久しぶりの運動だったので、次回のトレーニングまでにできるだけ回復できるよう、トレーニング後にも専門スタッフにより入念なボディケアを。トレーニング、食事管理、ボディケア。最短で最大の結果を出すためにはこの3本柱の１つでも欠かすことができないんです。
トレーニング6回目 カラダの変化
前川トレーナー：スーツのウエストが楽に入るようになり、ワイシャツの首元にも余裕ができたとおっしゃっていました。このように実感していただくとさらにモチベーションも上がり、トレーニングの効果も出やすくなりますよね。
この日のトレーニングは、ボディケア後にEFX（クロストレーナー）を5分ほど行い、血流を促進するとともに、お尻の筋肉への意識を高め、この後のトレーニングに生かせるようにします。
パワープレートでのストレッチの後は、グルートブリッジやパワープレートの上でのシングルレッグローマンデッドリフトで体幹の意識を高めます。さらに、シーテッドレッグカール、ショルダープレス、ミリタリープレス、クランチと、カラダの裏側を中心に鍛えていきました。
前川トレーナー：6回目ともなると、ご本人も、カラダのどの箇所に効くのかということも理解して動けるようになり、効果は確実に上がっていると思います。特に西田さんはコンサルタントとしての能力の高さも相まって、頭で理解してカラダを動かす能力に長けていましたので、それぞれのトレーニングを行う前に、種目ごとの理由や、効かせる筋肉の部位を丁寧に説明するようにしました。普通、EFXでお尻の使い方を理解するには最低10回はかかるところ、数回で習得されていたのには驚きました！
カラダの変化に伴って、常に最適な内容のトレーニングへとパーソナライズするため、マンネリ化せず、毎回集中してトレーニングに打ち込めるのが、パーソナル・トレーニングの醍醐味です。
トレーニング6回目（11日目）のカラダの変化は以下のとおり
ウエスト：106cm→103cm
体重：マイナス1.1kg
体脂肪率：マイナス2.0%
連載第３弾では、ボディメイク・プログラムを完走した西田さんの変化と感想、そしてトータル・ワークアウトでのトレーニングを継続することに決めた西田さんの今後のカラダづくりのビジョンについてお伝えします。
前川 洋子/YOKO MAEKAWA
TOTAL Workout 六本木ヒルズ店 副店長
パーソナル・トレーナー歴19年（2024年現在）
第一線で活躍する女優をはじめとする著名人の顧客を多数持ち、年間2,000以上のセッションをこなす。ピラティスへの造詣が深く、骨格レベルから整えるカラダづくりや、トレーニングに限らぬウェルネスへの幅広い知識をもとに「自ら気づく、自ら整える」スキルを手渡すトレーナーとして、信頼の厚いアドバイザー的存在。
トータル・ワークアウト六本木ヒルズ店＞＞https://totalworkout.jp/roppongi/
