「最先端のトレーニングで、あなたの寿命を延ばすことができるとは限らないが、あなたの人生を最高に充実したものにすることはできる。」
と語るケビン山崎は言わずと知れた、日本におけるパーソナル・トレーナーのパイオニア。
フィットネスの先進国であるアメリカ同様、生まれ育った日本においても、パーソナル・トレーナーという職業が社会的にしっかりとした地位を獲得し、多くの方のカラダづくりが確実に結果の出るものとして根付かせることに使命感を持ち、現在もその育成に全力を注いでいます。
常にトータル・ワークアウトが最先端の技術を誇るトレーニングの提供を実施し、プロのパーソナル・トレーナー集団として成長し続けられるよう活動していきたいと考えている「筋肉の伝道師 ケビン山崎」の最新著書発売を記念し、パーソナル・トレーナーという職業について紐解いてみます。
MUSCLE BIBLE 筋肉伝道師の最終解答
(幻冬舎)
パーソナル・トレーナーの元祖、ケビン山崎が語る筋肉論。
日本人には筋肉が圧倒的に足りない! 筋肉があなたを幸せに導く!
「筋肉があれば──」、人生における計り知れないメリットがある。日本における、パーソナル・トレーナーの草分け的存在であるケビン山崎が、人生をより豊かにする筋肉の真価を問う一冊。
ここ数年、パーソナル・トレーナーという職業が日本でも広く知られる時代となりました。
「時代」と言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、トータル・ワークアウト設立当時、日本では、ほぼ誰も知らないような職業の1つだったのです。
2001年、トータル・ワークアウトの創設者、ケビン山崎が、米国シアトルから日本に持ってきたのが「パーソナル・トレーニング」。そしてもう一つ「筋肉をつけることは誰にとっても重要」という考えです。
「筋肉量が多ければその分人生は豊かになる。
健康になるだけではない。容姿もレベルアップするし、佇まいがよくなり、社会的な評価も高くなる。人間関係も豊かになる。」ケビン山崎は言います。
筋肉をつけてこれからの人生を楽しむためには、質の高いパーソナル・トレーナーとの出会いを大切にして欲しい。
そんなパーソナル・トレーナーという職業はどこで、どのように生まれたのでしょう?
パーソナル・トレーナーはハリウッド発祥
日本でパーソナル・トレーナーの育成をスタートしながら、TOTAL Workout1号店を東京都港区三田に出店したのが、日本におけるパーソナル・トレーナーの発祥。
トータル・ワークアウトが、日本におけるパーソナル・トレーナーの先駆けです。
ここ数年では、パーソナル・トレーニングというものが、1つのステータス、流行のように感じられている方もいるかもしれません。トレーニングする人=アスリート。そんなイメージも強いかもしれません。
パーソナル・トレーナーは、米国LA・ハリウッドから、全米に広まった職業です。
<ハリウッドスターのカラダを作る>
映画「ターミネーター」におけるパーソナル・トレーナーの活躍は、ちょっとしたムーブメントになりました。
女優リンダハミルトンの、出産後26.5%あった体脂肪率を9%まで落とせる人はいるか?そんなオファーがハリウッドから発信され、数名のパーソナル・トレーナーが手を挙げました。
ターミネーター1ではややふくよかで女性らしいカラダをした彼女は、ターミネーター2では精神病棟に入っている設定のため、かなりハードコア(ムキムキ)なカラダをしており、極限まで絞り、筋肉のラインがくっきりと分かるカラダを表現する必要がありました。
その時採用されたパーソナル・トレーナーが短期間で結果をだしたことにより、ハリウッドではパーソナル・トレーナーの認知、ステータスが一気に上がりました。
女優(俳優)の報酬と比例してパーソナル・トレーナーの報酬も決められていましたので、1本の映画で1人の俳優を担当すると、だいたい2000万〜程度の報酬を受け取ることができる。それくらい評価されている職業になります。
弁護士や、医者のように、困ったことを解決できる職業。しかも、肉体に返って来る。そんなすごい職業がパーソナル・トレーナーなのです。
<映画の世界から、スポーツの世界へ>
カラダをあれだけ変えられるならば、スポーツ選手に対するパーソナル・トレーニングも効果的なのでは?そんな発想から、コンディショニングトレーナーや、アスレチックトレーナーだけでなく、パーソナル・トレーナーがスポーツ界でも採用されるようになりました。
トータル・ワークアウト創業者のケビン山崎は、スポーツ選手のトレーニングを得意としていました。米国で花形スポーツの1つである、アメリカンフットボールの選手を軒並みトレーニングし、結果を出し続けたことによって、さらに支持を集めた、そんな背景があります。
<米国でパーソナル・トレーニングジムができるまで>
ハリウッド女優や、一流のスポーツ選手の周りには、必ずお金持ちのスポンサーがいます。そのスポンサー(=セレブの人)たちは、カラダが変わっていく様子を見ていて、こんなことを言うようになりました。
「ケビン、俺のカラダも変えてよ」
この一言から、ケビン山崎がパーソナル・トレーニングジムの一号店を、シアトルに設立することが決まり、セレブの人が自分のカラダを変えていくと、さらにその人の奥さん、その友達、その友達、とあっという間に多くのセレブ達がパーソナル・トレーナーをつけるようになりました。
米国ではこのような流れで、特にセレブが集まるエリアにおいて、パーソナル・トレーナーのステータスは不動のものとなりました。
パーソナル・トレーナーはジムを持たない!?
1990年後半、アメリカのパーソナル・トレーナーは、ジムを持たないスタイルが主流でした。つまり、クライアントを色々なジムに連れて行き、ジム代や場所代も全てクライアントに払っていただき、そこでトレーニングをする、というスタイルです。
また、アメリカのセレブ達は家がとても広く、自宅にトレーニングマシンを持っています。ですので、パーソナル・トレーナーが、クライアントの自宅を訪問し、そこでトレーニングをしてカラダを変える、といったケースが主流でした。
このように、自分の拠点(ジム)を持っていないのが、パーソナル・トレーナーという職業であり、クライアントはみんなハリウッド女優やセレブ達でしたので、1時間あたりの報酬が高い、そんなステータスができあがっていました。
しかし、アメリカでも次第に、パーソナル・トレーナーへのニーズが広まり、もっと一般化した方が良いのではないか、という考えが、当時ケビンの頭の中にありました。
パーソナル・トレーナーが常に移動しながらトレーニングを提供するのではなく、パーソナル・トレーナーを集めたジムを作れば、そこにクライアントが来てくれるのでは?という逆転の発想です。
ケビンは、パーソナル・トレーニングをエンターテイメントの1つと捉えています。音楽や芸術、舞台などを通じて、人に感動を与えたり、楽しませたり、幸せにすること。ソレと同じように、人のカラダを変えていくことで、その人の人生そのものを高めていけるパーソナル・トレーニングは、最高のエンターテイメントである。そんな想いがあります。
エンターテイメントの世界においては、サービスを提供する人たちが箱(ジムや自宅)を回るのはなく、自分たちの箱(ジム)に人が集まって来るもの。それが最高のエンターテイメントだ。
そう言ってケビンは、1987年シアトルにパーソナル・トレーナーを集めたジムを設立。
その時、パーソナル・トレーナーは全員オーナーシップをとっており、企業に属する人として働くのではなく、一人一人が独立してマネタイズしていく能力がありました。みんな個性豊かなトレーナーばかりが揃っていました。
このあたりも、今の日本におけるジムの経営手法とは大きく異なるところだと思いますが、
『マネジメント能力があるのが、パーソナル・トレーナーである。』これが今でも、ケビンがパーソナル・トレーナーに求める資質の基本・基準となっており、トータル・ワークアウトで働くパーソナル・トレーナー達はそれを達成していくことを目指しています。
つまり、トレーニング手法を習得するだけでなく、マネジメントや、コミュニケーション、チームづくり、最終的には「人間性」といったところまで、多岐に渡った詳細な研修カリキュラムが作られています。
アメリカではムーブメントとなったパーソナル・トレーニングを、文化の異なる日本において広めていくために、アメリカと同じ手法を踏襲しながらも、日本向けにカスタマイズしたマーケティングを行い、サービスへと落とし込んでいきました。
そして、日本における第一号店を、東京都港区三田に出店することが決まりました。
質の高いパーソナル・トレーナーの能力
1990年頃アメリカでは、パーソナル・トレーナーがセレブの間で広まったという経緯があり、私たちトータル・ワークアウトが日本に第一号店を出店する際にも「セレブの居るエリアでやりたい、オフィス街ではなくて、住宅街がいい」こんな発想から、東京都港区の、白金〜高輪〜三田、辺りで物件を探しはじめました。
当時、アメリカの高級住宅地には必ずスターバックスがあったため、日本でもスタバがあって、かつ高級住宅地、という場所を探していたのですが、まだその頃の日本には、数店舗しかスタバはなく、高級住宅地とスタバが両方あるエリアで物件を探すのは困難でした。
スタバのある高級住宅地、結局それは叶いませんでしたが、2001年にトータル・ワークアウトの第1号店を、東京都港区三田に出店することが決まりました。
マネジメント力
アメリカでケビンがパーソナル・トレーニングジムを経営していたとき、そこに所属するパーソナル・トレーナーは、全員オーナーシップをとっていて、企業に所属してお給料を貰う人という発想はなく、一人一人が個々にマネジメントできることが当たり前だった、ということは先述の通り。
日本におけるトータル・ワークアウト第1号店で働くトレーナーに対しても、ケビンは同様の能力を求めていました。たった1人をマネジメントできるトレーナーよりも、100人をマネジメントできるトレーナーは、いいトレーナーに決まっている。たくさんのお客さまにも支持され、結果を出すに決まっている。だからリーダーを目指せ!そんなことを、日本で共に働くトレーナーに求めていました。
まず人を教育するところからリーダーの練習をする。リーダーの練習をしてから、チームをまとめられるようになり、チームがあって店舗になり、店舗になって、会社になるというプロセスをたどることが大切である、という考え方です。
つまり、トータル・ワークアウトで働くパーソナル・トレーナー達がラッキーなのは、トレーニングのノウハウを学ぶだけでなく、マネジメントすることを同時に学ぶことが出来るということ。さらに、チームでないと結局は大きなことは成し遂げられないので、一人一人がどこか各地を行脚するのではなく、拠点を作り、しかも全員が同じメソッドを理解し、トレーニングをすることによって、顧客に伝わる確率が高くなっていく。
この人はこのメソッド、あの人はあのメソッドという考え方では、多くの顧客には伝わらない。だからみんな、同じメソッドを共有してトレーニングをすることがとても大事なのです。
これが、設立当時からずっと変わらない、トータル・ワークアウトの理念の1つで、今もトレーナー達へしっかりと伝えている部分です。
技術と人間性の両立
トータル・ワークアウトには、2022年現在3,450通りのトレーニングがあります。
これらを習得することは正直とても困難で多くの労力と経験を要します。
ただし、覚えようと思えば誰でも覚えることが出来ます。一方で、それらをお客さまが満足する結果を出せるようプログラミングすることができなければ、優れたパーソナル・トレーナーとは言えません。なので、動画やテキストで知識を学ぶことはもちろんですが、最終的には、実際に「話して」みて「やって」みる。
ロールプレイングを繰り返し、お客さま役を担っている先輩トレーナーから OK が出ないと、テスト合格にはなりません。スキルを覚えることよりも、伝えることのほうが、実際の現場では重要になるからです。
情報を記憶して、「こういう種目を習いました」「こんな最先端な手法があることを知っています」ということは、大切な要素ではありますが、「全て」ではありません。それよりも、目の前の方にとって本当に必要なことは何か?を理解し、その上で、どう伝えるか?を常に意識しながら、日々、研修を繰り返しています。
また、1人のトレーナーが、お客さまを全員担当するわけではないので、どんなチームを作ったら、より多くの人のカラダを変えていかれるか?といったことも、研修の中にとりいれています。「チーム」を大事にするために、横のつながりをどうやって作るか?これも、パーソナル・トレーナーに必要な技能の1つと捉えています。
さらに、ケビンはこんなことも言います。
人間性の構築と、技術の構築、2つを同時にしないと優れたパーソナル・トレーナーにはならない。成長の過程には、必ず人間性の課題、技術の課題、2つがある、と。
トータル・ワークアウトがトレーナーに求める「人間性」というのは、人に寄り添いその人をやる気にさせる能力。そして、一流という環境の中に身を置き、相手から認められる能力です。
目の前にいるお客さまだけではなく、その隣にいる人まで気を配れるか?自分の後輩がどんな技術を持っているか?といった部分にまで意識を広げます。自分さえ良ければいいというのではなく、人に気を配れる人。そういうことが出来てこそ人間性があると言える、パーソナル・トレーナーに必要な要素なのです。
私たちトータル・ワークアウトのパーソナル・トレーナーには、常に自主性を持って、お客様にも、チーム(仲間)にも接していける人間性を磨き続けることを目指しています。
コーディネート力
トータル・ワークアウトでは『毎日に活気をもたらすカラダへ 最短で最大の結果を出す』というメソッドの元、トレーニングを軸に、フード・サポート、ボディケアという3つのコンセプトでお客様をサポートさせていただいています。
トレーニングだけでカラダを変える事はとても難しく、トレーニング、フード・サポートとカラダのケアの3つが揃わないと最高の結果を得ることはできません。
時にはフードをメインにしよう。今回はトレーニングを強化しフードはサプリメントで補う、などバランスはその方の目的やライフスタイルに合わせます。
パーソナル・トレーナーは、トレーニングを軸に、フード、ケアを「どんなバランスでその方のライフスタイルに取り入れていくか?」そのコーディネートをすることが重要な役割となります。且つパーソナル・トレーナーはいかにお客様をやる気にさせ、コーディネートしたプランを実施していただけるかが能力の見せどころです。例えば、メソッドをお客様にご理解していただいたところで、『できません』と言われてしまうとパーソナル・トレーナーは結果を出せないということになってしまいます。
今や、書籍・WEBなどから色々な知識を得ることは簡単です。理論に関しても、興味を持てば理解することも出来ます。お客様にいかにやる気を持って取り組んでもらえるか、それはパーソナル・トレーナーの力量が全てになります。
「信頼するパーソナル・トレーナーに言われたのでやってみよう!」
重要性をお客様に伝えることが出来るかできないか、それが優れたパーソナル・トレーナーか否かの1番の大きな差になります。
ここが、今徐々に浸透しているAIトレーニングとの大きな違いだと自負しています。
では『栄養士・医者・パーソナル・トレーナー』がいれば最高の結果を出せるのでしょうか?
答えは、NO。パーソナル・トレーナーがトレーニングを軸に必要性に応じたフードとケアをコーディネートする。主導権は全てパーソナル・トレーナーが握り、必要なものを選び、お客様へ提供する事がとても大切なのです。
一貫性
結果を出すための多くの「要素」をコーディネートすることが大切とお伝えしましたが、そのコーディネートがパーソナル・トレーナーひとりひとりの「感覚」であっては、結果にぶれが生じてしまいます。
パーソナル・トレーナー自身がブレないコンセプトを持っていなければお客様が迷ってしまいます。トレーニングをされているお客様へは、常に一貫性を持ったご案内をする必要があります。
トータル・ワークアウトではトレーニングを軸としてのフード、ケアは絶対にブレないようにしています。
『一貫性を持つこと』はお客様にも分かりやすく、安心していただける要因になります。
1つ決めたものを伝え続けることが大切。それが最大の結果を出す為の法則なのです。
進化するジム、進化するパーソナル・トレーナー
20年以上前にパーソナル・トレーニングを日本に導入した当初から、最短で最大の結果を出すための「変わらないコンセプト」を持ちつつも、ブレないコンセプトに紐づく技術は常に進化をつづけています。
最先端トレーニング研究機関
トータル・ワークアウトはパーソナル・トレーニングジムとしての機能だけでなく、
世界中に160ヶ所以上のパフォーマンスセンターを展開し、アスリートデータを集約させているアメリカに本拠地を置くトレーニング研究施設Athletic Republicと、アジアで唯一となるパートナーシップを結び、何万と言うデータ、エビデンスを共有することで科学的な知見からのトレーニング向上を可能にするなど、常に最先端トレーニングに取り組み、研究する機関としても機能しています。
アスリートの可能性を最高のパフォーマンスとして発揮するための最先端のトレーニングはこうして生まれているのです。
このようなアスリート向けの最先端トレーニングを一般の方のトレーニングに落とし込むことで、より早く効果を感じていただくことができる、そして変化にワクワクしていただくことができるのです。
パーソナル・トレーナーの育成機関
また、パーソナル・トレーナーの育成の面でも、日本体育大学との連携により、より深い知識を修得し、確実に結果を出せるパーソナル・トレーナーになるためのノウハウを学ぶためのプログラムを立ち上げています。現役のパーソナル・トレーナーや日本体育大学の教授陣が講師となり、基礎運動生理学から、栄養学、解剖学に至るまでの必須知識や、現場で実践できる指導方法を学ぶことが可能なプログラムです。
日本初のパーソナル・トレーニングジムとして、自社だけでなく日本のパーソナル・トレーナーの質を全体的に底上げすることがトータル・ワークアウトの使命だと思っています。
めまぐるしくアップデートするインナーケア、メンタルケア
トータル・ワークアウトと言うとウェイト・トレーニングの印象が強いようですが、実は設立当初から食事を初めとするインナーケアの重要性を提唱しています。
インナーケアならびにメンタルケアに至るまで、ウェルネスに多角的なアプローチするために、常に国内外の新しい情報にアンテナをはる、また、情報が入ってくるコネクションを持つことを大切にしているのです。
医療機関とコラボレーションする、医療に限らず多様な分野で人脈を広げ、あまたある情報の中から、最先端で、より安心、より有益な物や考え方を一早くお客様にお届けしたいという想いから、プロの監修を基に自分たちでも日々トライし、トレーナー皆で分析し多くの意見をとりいれ、本当の声を伝えられるようにすることを心がけています。
こうした研究開発、エビデンスの蓄積、人材育成、情報収集と分析といった未来に向けた取り組みに重きを置き、全ての方が健康で美しいカラダを手に入れるため、一人ひとりに寄り添ったパーソナル・トレーニングをご提供するためにの進化を続けることが、日本におけるパーソナル・トレーニングのパイオニアとしてのプライドです。
パーソナル・トレーニングはエンターテイメント
多数あるパーソナル・トレーニングジムの中から、1つを選び出すことに迷ったらぜひ
「パーソナル・トレーニングとは何ですか?」と聞いてみて欲しいと思います。
パーソナル・トレーニングとは、「マンツーマンのトレーニング」という意味ではありません。
いかにお客様の目的や、個々が思い描く「理想のカラダ」「理想のライフスタイル」を汲み取ることができるか。そしてその目標に向かって、数ある要素の中から何をコーディネートし、その人に合った道筋をたてるか、というマネジメント力。信頼関係を築く人間性。
こういった、一見トレーニングそのものとは直接関係ないかのように思える能力を磨くことで初めて、パーソナル・トレーナーとしてお客様のトレーニングを「パーソナライズ」し、最高の結果を導き出せるのです。
そういったパーソナル・トレーナーになるための道は決して楽ではないのですが、
トレーニングにくるお客様には気負わず、安心して身をゆだねていただきたいと思っています。
ジムでトレーニングするモチベーションとしては、やはりシェイプアップの割合が高く、最短で最大の結果を出すことは可能ですが、実はトータル・ワークアウトが大切にしているのは次のステップ。パーソナル・トレーニングを通じて大きな筋肉を鍛えること、カラダを変えることで、その人の可能性を高めることができるという点です。
まず最初に結果を出した後の次のステップ、次のビジョンの目線を共有し、常にお客様にワクワクした気持ちを持ってトレーニングしていただく。これがパーソナル・トレーニングの強みだと思っていますし、パーソナル・トレーナーの醍醐味でもあります。
ケビンの著書「MUSCLE BIBLE 筋肉伝道師の最終解答」でも語られている通り、筋肉があれば人生の密度は濃くなります。
これはアスリートやコアなトレーニング好きな人向けの言葉ではなく、「誰にとっても筋肉を身につけることはメリットでしかない」と断言できます。
人生を一歩先へ進めることができるように、パーソナル・トレーニングはひとりひとりの人生をエンターテインする最高の舞台裏でありたい、そんな想いでトータル・ワークアウトのトレーナー達はお客様のトレーニングに向き合っています。
KEVIN YAMAZAKI/ ケビン山崎
1951年広島に生まれたケビン山崎は、アメリカに移住し、米国ミシガン大学大学院を修了。
自らが考案したカラダづくりのメソッド『トータル・ワークアウト』を確立し、パーソナル・トレーナーとして活動を始め、プロ格闘家、アメリカンフットボールなどのトレーニング指導を実施。
2001年株式会社トータル・ワークアウトを発足し、トレーニングジム「TOTAL Workout」を日本にオープン。
ケビン山崎がこだわるカラダづくりは、ただ単にカラダの形を変化させるということではなく、日常生活を過ごしやすくすることや、その先にスポーツを楽しめるカラダを手にしてもらいたいという想いがある。
『毎日に活気をもたらすカラダへ 最短で最大の結果を出す』がケビン山崎の掲げる理念であり、世の中に広めたいフィットネスの新しい文化である。