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FEATURE

山口紗弥加さんが自分に向き合う時間。トータル・ワークアウト池澤智が提案するアクティブ・ウェルネスと究極のリトリート。

聡明な女性、きりりと前を向いた人物像。そんなカッコイイけれどほんの少し近寄りがたい役柄の印象がある演技派女優、山口紗弥加さん。今回ご参加いただいたリトリートのプログラムでは、大自然の中に浮かぶような淡路島「禅坊 靖寧」の非日常の空間に溶け込む、透明感と柔らかさが爽籟(そうらい)のように心地よいオーラを放っている印象が新鮮でした。

そんな山口紗弥加さんはパーソナル・トレーニングジム トータル・ワークアウトで池澤智とトレーニングを続けてなんと 18 年。

「厳しいけれど結果が伴うので従わざるを得ない(笑)」という池澤智のトレーニングがライフスタイルに無くてはならないものになっているとおっしゃいます。

「必要としているものを、不思議とタイムリーに提案してくれる」という池澤がこの秋、山口紗弥加さんに提案したのが「究極のリトリートプログラム」。

山口紗弥加さんにとって「そうそう、 これこれ!」という気づきや発見に満ちた 1 泊 2 日のリトリート体験や、山口紗弥加さんのカラダへの向き合い方をうかがいました。

カラダへの向き合いかた

パーソナル・トレーナー池澤智(以下 池澤智):リトリートの感想は後ほどゆっくりと聞かせていただくとして!そもそもトータル・ワークアウトに通うようになったきっかけは・・・なんでしたでしょう?

山口紗弥加さん:もっとも苦手な「ダンス」に舞台で挑戦することになり、どうしよう!!とパニックになりまして。子供の頃、ジャズダンスを習い始めてすぐに「あなたには別の道があると思う」と、先生に優しく諭された私がダンスだなんて!!という心境です(笑)。でも引き受けたからには稽古までにどうにかして “動ける肉体” を手に入れなければ、と思ったのですが…カラダを鍛えるといってもどこに行けば良いか全くわからず。当時、たまたま舞台でご一緒していて、その身体能力の凄まじさに驚きと憧れを抱いていた女優の濱田マリさんに相談したところ、トータル・ワークアウトを紹介していただきました。

池澤智:トータル・ワークアウトでトレーニングをはじめて、どのくらいの期間で「運動がライフスタイルになくてはならないもの」になりました?

山口紗弥加さん:まずは即効性をもってカラダをかえるための「3週間プログラム」に挑戦しました。もう、目眩がするほどハードだったのですが(笑)、目に見えるカラダの変化が面白く、トレーニング中に度々訪れる “小さな達成感” は積み重なっていつのまにか巨大な勇気となっていたり(笑)。運動後の爽やかな疲労感にもハマってしまって。3週間プログラムが終わる頃にはお風呂で腹筋が日課となり、仕事現場でも横になれるスペースがあれば自重でトレーニングしていたり。自然、ココロもカラダも、『何だかスッキリしないなと感じたらすぐ運動!』というライフスタイルになりました。

役作りのためにトータル・ワークアウトに通い始めたという山口紗弥加さんですが、それもそのはず、パーソナル・トレーニングは元々、ハリウッドで誕生したトレーニング文化。ハリウッドの俳優が役柄に合わせたカラダづくりのためにパーソナル・トレーナーによる的確な指導で成果を出すのです。

日本ではパーソナル・トレーニングというとアスリートのトレーニングが強くイメージされますが、池澤智は日本で俳優・モデル・文化人がパーソナル・トレーニングをする、という文化を築いた第一人者なのです。

カラダづくりのビジョンを具体化

池澤智:3 週間でどのような変化を感じましたか?

山口紗弥加さん:プログラム開始直後から、筋肉のカットラインがくっきりと。え!私にもこんな筋肉が存在するの!?って、嬉しすぎる発見でした。

池澤智:その節は、かなり追い込んだので・・・その後もトレーニングを続けてくれてよかったです。

山口紗弥加さん:私こそトータル・ワークアウトに出会えてよかった!池澤さん、皆さん、ありがとう!って心の中で叫んでますよ。トレーニング後の帰り道はいつもテンション高めです(笑)。このカラダ、私というものを形作るのは日々の私の行動の積み重ねなんだと、繰り返し学んでいます。常に最先端の情報や技術を取り入れられているところも素敵。整った環境でトレーニングすることで"意識"が自動的にアップデートされ、その度に"私"がバージョンアップする感覚です。

前進するためのビジョンを、徐々に具体化できるようになってきたかなって。

内側からみなぎるパワー

山口紗弥加さん:ファッションの幅が広がったり、見た目の印象をガラリと変えることのできるボディメイクも楽しいのですが、トレーニングすることで、カラダの内側にみなぎるエネルギーを感じられたことが何よりうれしくって。

池澤智:以前は「痩せたい」「筋肉をつけたい」がカラダづくりの目的でしたが、じつはそれは手段の1つでしかな く、トレーニングをすることで様々な事にチャレンジするエネルギーや、仕事の効率、生活の質の向上を手にすることができるんですよね。

山口紗弥加さん:まさしく!筋肉の可動域が広がったり、動きのキレが向上することで表現が膨らんで、仕事への良い影響を実感しています。鋭敏になりますよね。トレーニングをすることでカラダのあらゆる感覚器官に刺激が入り、"私"というものが研ぎ澄まされていくというか…考えるよりも先に、カラダの方が素早く反応していることも多いです。

トレーニングでひらめきが生まれる

池澤智:私たちは日常的に脳を酷使していて、1 日に判断・決断している回数は約 35,000 回と言われています。情報過多で脳はつかれるけれど、運動不足でカラダはそんなに疲れていない。

こういったライフスタイルでは、良い睡眠が得られず脳をデトックスできない、という悪循環に。そうすると感覚や判断力を研ぎ澄ますことは難しいですね。

山口紗弥加さん:池澤さんはお見通しだと思いますが…運動をさぼっていた時期があります。真夜中、変な夢を見て何度も目を覚まし、朝は猛烈な倦怠感。何をするのも億劫で、全てにおいて後ろ向きの気持ちになっていました。でもある時、池澤さんが毎月欠かさず送ってくださるお手紙にハッとしてトレーニングを再開したら、嘘みたいにぐっすり眠れるようになって。

 運動で体力を使い果たしてしまうから、その他一切が手につかなくなるんですね(笑)。まとまらない頭の中、読みかけの台本など、一旦手放して眠るしかないという。ただ、泥のように眠ったら、翌朝には確実に回復してますね。カラダはあちこち痛いけど、ココロがすっきり清々しい。思考まで何となく整理されていて、決めかねていたことですら、ひらめきのスピードで決断したり。停滞していた色々が途端に巡り始める感覚です。

池澤智:睡眠の質が大切、とよく言葉では言われますが、本当に、本当に大切!なかなか実感することが難しいようですが、一度気づくと睡眠への取り組み方がかわります。

山口紗弥加さん:今回のリトリートではたくさんの気づきと学びがあったのですが、質の良い睡眠を得るための環境づくりの大切さを再認識しました。

ココロを整える

池澤智:リトリートだけでなく、この夏トータル・ワークアウトで立ち上げた「アクティブ・ウェルネス」のスタートアップイベントにいくつも参加してくださり、ありがとうございました。

今回はカラダを外側から鍛えることだけでなく、メディカルやマインドといった、生活の質を向上させるための多様な選択肢を提供することに力をいれました。

元々、マインド系に興味ありましたか?

山口紗弥加さん:もちろんです! かれこれ十数年単位で、瞑想というものに憧れています(笑)。未知ゆえに少し怖いような気持ちもあって、なかなか足を踏み入れることができなかった世界。なので、昨夜のZEN 快眠プログラムや、瞑想を体験出来たことに感激しました。本当のことを言うと、昨日はあまりの心地よさに瞑想中 2 度ほど寝てしまい・・・期待、想像していたような感覚は体験できませんでしたが、いつかアクティブ・ウェルネスの VR 瞑想に参加して、"瞑想状態"というものを疑似体験してみたいです。

池澤智:マインド系へも興味を持った経緯があれば聞かせてください。

山口紗弥加さん:今年に入った途端、急激なカラダの変化を感じて「そろそろ生活を変えた方がいいかも…」そんなことをぼんやり考えていたタイミングで、池澤さんがヨガを提案してくださって。数年ぶりのヨガのスタートが「呼吸」でした。いつも無意識に行っているはずの呼吸が、できない。余計な考えを持ち込むと体が固まってしまい、上手に酸素を取り込めないんです。ココロ、カラダ、頭の中…自分とじっくり向き合う時間が必要だと感じました。そう気づけたのは、池澤さんやトータル・ワークアウトを通じて、五感から常に新しい情報が入ってくるという環境があったからこそ。それがなかったら「これが年齢を重ねるということなのね」と、自分を納得させて終わっていたかもしれません。

年齢にあらがうよりも、受け入れつつ、楽しみたい! 今の自分だからこそ出会えるものがあるかもしれない、という希望が持てます。

池澤智:すごく嬉しいです。私自身も、以前は腹筋のラインにこだわりを持ったり、常に人から見られた自分を意識してカラダづくりをしていた時期があります。それはそれで必要なプロセスだったと思っていますが、今は見た目以上に「動けるカラダ」であることや、社会と心地よく調和できる自分であることを大切にしています。



初のリトリート体験

池澤智:淡路島まで足を運んでいただくのは難しいかな・・・と思いながらダメもとで今回のリトリートにお声がけしたのですが、即決されたので嬉しい驚きでした。

山口紗弥加さん:池澤さんはもしかして超能力者!?と思うほど、その時々で私が心惹かれているものをタイムリーに提案してくださるんです。リトリート自体は、海外では少し経験があって「日本にも"日本式のリトリート"があれば最高なのに」と夢想していたところへ、まさかのお誘い。乗らない手はありません(笑)。

池澤智:この禅坊 靖寧、とにかくすごい空間でしょう?私も、一番初めに来た際の衝撃は相当のもので、非日常に身を置くことの意義を痛感しました。そして何度来ても季節や天候によってまさに一期一会の風景を感じられ、毎回新しい発見があります。宿坊での寝泊まりはいかがでしたか?

山口紗弥加さん:禅の世界にも以前から興味はあったのですが、自分ではなかなか入口を見つけられず…起きて半畳、寝て一畳の宿坊の、あのミニマムな空間のなんと心地よかったことか!

夜、人の気配すら感じられないほどの静けさに、足音、呼吸音など、自分が無意識に発している音がすごく気になってしまって。雑音がないとこんなにも五感が働くんだと驚きました。

朝、なんとなく眩しくて目を開けたら、目線の高さに満月。あんまりキレイでどのくらい見惚れていたのかわかりませんが、朝のおつとめに数分遅刻するハプニングが(汗)。本当にすみません。。慌てて廊下を走ってしまったり、焦りで呼吸が浅くなったり…ほぼ無音の宿坊内で唯一聴こえる"自分の音"を客観的に感情分析している自分がいたりして、そんな場合じゃないだろう、って…。

制約があることでたくさんの気づきがありました。
私自身の"過不足"を理解し、"足る"を知った2日間です。
凝縮された時間の中で、自分を見つめ直すことができました。

池澤智:私が想うリトリートは「日常を離れて自分自身を見つめ直す事」が目的なので、その想いをしっかりと感じ取ってくれていることに感謝です。 これからも新しい情報や、山口さんに必要な選択肢を、超能力者のように(笑)どんどん提案していくので楽しみにしていてくださいね。

姉御?エンジェル?

最後に、TW PLUS 編集部から山口紗弥加さんに質問。

「山口さんにとってパーソナル・トレーナー池澤智とはどのような人物でしょうか?」

悩むことなく即答された山口紗弥加さん:「バイタリティ姉(ねぇ)さんです。」
生命力の塊。陽気な鬼教官(笑)で、怖い、厳しい(笑)けれど結果がついてくるので逆らえません。与えられた課題をクリアすればなりたい自分になれる、という安心感と絶対的な信頼があります。

パーソナル・トレーナーとしての池澤さんは「先生」であり、本能のままに好奇心を追求し挑戦を続けていらっしゃる池澤さんは「憧れの先輩」です。鬼教官とは言いましたが(散々言ってごめんなさい笑)、会った瞬間にその日の私の心の状態までを汲み取りトレーニングメニューを組み立てて下さるし、ご多忙中にも毎月欠かさずお便りを下さる。きめ細やかなお心遣いがさすがの大人女子だなぁ、って。
豪快な笑顔がすごく好きです。
会えば必ず元気をもらえる、私のカウンセラー的な存在ですね。

正直トレーニングが億劫だと感じる日もあるのですが、何とかトータル・ワークアウトにたどり着き、池澤さんとのトレーニングを終えると「どこに隠れてた?!」と思うほどのやる気がカラダ中をわー!っと駆け巡っているのを感じるんです。溢れる命をしっかりと活かし切る池澤さんの行動力、その生き方は目標であり、お手本です。

バイタリティ姉さん…やっぱり撤回しようかな、
バイタリティエンジェル……ということで、お願いします。(笑)

自分自身を見つめ続け、研究と探求をくりかえしながら 20 年以上何万人という人のカラダに向き合ってきたパーソナル・トレーナー池澤智。カラダづくりだけでなく、ココロや、人とのつながり、社会とのつながりを心地よいものにすることが本当の意味でのウェルネスだという考えを、アクティブ・ウェルネスという形で提唱し、ライフスタイルのデザインに邁進しています。

つねに進化し続ける池澤智は多くの人々とのトレーニングを通じて刺激を得ていると言います。山口紗弥加さんもまさに、池澤智に刺激やインスピレーションを与える重要人物。

感性豊かな人々とのトレーニングを通じて、感度の高い人生に触れる。これが池澤智の進化の糧なのではないでしょうか。

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TW PLUS 編集部

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カラダづくりのプロフェッショナルチーム

カラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーと、フードケア・ボディケアの各スペシャリスト、編集者がチームを結成。経験に基づいたリアルな情報をお届けします。

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