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TRAINER'S ROOM

社会を動かすプロフェッショナル集団をつくる|志水浩二が目指す未来

トータル・ワークアウト渋谷店店長としての重責を担うだけでなく、トレーニングメソッドの開発も担当。
分析力が高いのでアスリートトレーニングにも長けているほか、入社当初からのクライアントも長年担当するなど各方面からの信頼が厚い志水浩二トレーナー。

誠意をもって相手の目を見てしっかりと話し、トレーニングメソッドを分析しながら
コツコツと積み上げていく姿はトレーナー界の技術者のよう。

「実は、大学の時に世界旅行をしてブラジルでギャングに刺されて死に目にあったことで人生観が変わり達観するようになりました。好きなこと、社会への貢献性の高いことをしていきたいという想いが強いのは、そのせいもあるかもしれませんね。」

インタビュー中、驚くような発言があった志水トレーナーの普段はあまり見せることのない内面に迫ります。


取材・執筆:金沢由紀子 
エディター/ライター/(株)elena代表取締役。

トレーナーになったきっかけ

小学3年生から父と兄がやっていた野球を始め、高校3年の時に野球で進学をするのか、将来は違う職業で勝負するのかを考える局面に立たされたという志水トレーナー。

野球進学だけでなく、野球に関わる仕事に就いででも「プロの世界」に入りたいと考え始めた時にパーソナル・トレーナーという職業に出会いました。

志水浩二トレーナー(以下、志水トレーナー)「プレーヤーかそうでないかは大きな問題ではなく、目標は『プロの世界』に身を置くこと。野球をしていた頃、どうしても怪我が多く、リハビリで整骨院に行くことも多かったので、トレーナーとして関わるうちに醍醐味を感じられるのではないか、と。
当時はトータル・ワークアウト創始者、ケビン山崎がメディアジャックしていた時代。自ずとパーソナル・トレーナー=ケビン山崎と認識するようになりました。」

大学在学中はトレーニングジムでアルバイトをしてトレーニング理論を学び出来る限りの準備を整え、卒業後は念願のトータル・ワークアウトに入社。ケビン山崎に弟子入りしました。

志水トレーナー「ケビンはアスリートに大きな情熱をもって接し、時には本気で叱ることも。
このプロフェッショナルとしてしっかりと人間性にまで向き合う姿勢を目の当たりにし、その本気度に感銘を受けて、自分自身もプロフェッショナルになりたい、この環境であればプロフェッショナルになれる!と思ったのがきっかけです。」

野球選手の自主トレ帯同で坂道ダッシュに明け暮れていた志水トレーナー(画像:TW活動報告より)

トレーナーとしての醍醐味はなんでしょう?

「会員様とのトレーニング、成功体験を提供することが醍醐味であることが大前提」としたうえで、更に広い視野での醍醐味についても語ってもらいました。

志水トレーナー「日本社会の状況から年齢中央値がますます上がっていくのは事実。フィットネス人口がこれからもますます増えていくと思っています。その未来を踏まえて、私自身は日本人が前向きになれるメソッド、さらには老若男女全員のQOLが上がるために、活力のあるカラダをつくるメソッドの開発をしたいとおもっています。

スポーツ全般が好きなので、携わっている選手が試合に出てくると自ずと熱も入ってきます。私のようにアスリートと直接関わりがなかったとしても、スポーツ観戦をした人が、アスリートから影響されて自分もそのようになりたい、自分もエネルギッシュになりたい、とスポーツの持つ力が伝播していく様子を見ると嬉しく感じますね。」

進化には必要不可欠のトレーニング開発

トレーニング開発課を束ねる志水トレーナーに、トレーニング開発についても聞いてみました。

志水トレーナー「トレーニングを開発することが目的ではなく、効率を求める、常に進化しつづけるためには、横ばいでは達成できないので、新しいアプローチやメソッドを探求していく必要性にかられる。そういったことがトレーニング開発につながっています。もちろん基本はありますし、基本が大切だと思っていますが、トレーナーとして、当たり前と思われていることに疑問を抱き、より良くしようと試行錯誤することは進化の為に欠かせないと思っています。」

トレーニング開発と聞くと、アスリートなど、特別な技術や能力を習得する人向けのように感じますが、決してそういうことではないとのこと。誰もが行えるトレーニング・メソッドなのです。

志水トレーナー「アスリート向けのトレーニング開発でアメリカに出張することもありました。かなり緻密なトレーニングアプローチだったり、数値の分析になるのですが、これらは一部のアスリート向けだけではなく、トータル・ワークアウトに通われる会員様のトレーニングにもすごく生きてくる。私たちは一般の会員様も皆『強度の低いアスリート』として位置づけしているんです。中には、驚くほど強度の高い、アスリート並みの方も多いんです(笑)」

元プロ野球選手 金子千尋氏の帯同でドライブライン・ベースボールへ(画像:TW活動報告より)

さらに志水トレーナーは続ける

志水トレーナー「今年ダメだったら来シーズン、もしかしたら明日をもしれぬシビアな環境に置かれるアスリート達と接する際、私たちパーソナル・トレーナーも共にかなりシビアな心で準備しますし、深層心理までのコミュニケーションが求められます。

そういった環境で養ったトレーニングへの向き合い方や、トレーニングメソッドは確実に一般のクライアントにも共有することができます。これこそがアスリートに関わっているトレーナーならではの利点だと思います。」

志水トレーナーのカラダづくり

トータル・ワークアウトのトレーナーの中では細身ですが、後輩トレーナーによると、ふとしたカラダの動きや、デモンストレーションをする際のしなやかさが他に類を見ないほどだといいます。

志水トレーナー「もっと筋肉を大きくしていた時期もあるんですが、今は動きやすさを考えるとこのくらいが自分のベストだと思っています。ウエイト・トレーニングは週に1回。それに加えて、週に1回走る。週に1回ゴルフか野球。これがルーティンですね。」

ご存知の通りカメラは趣味の域を超えた腕前でジム内の掲出物や動画のほとんどは志水トレーナーが撮影

志水トレーナー「食生活は、気にしなければ無限に食べられるほど大食いなのですが・・・量に気を付けて、脂っぽすぎるもの、添加物、白砂糖は極力食べないようにしています。幸い会社に来ればカラダに良い食べ物が手に入るので、基本的に朝と昼は会社でTOTAL FOODSのデリプレートやカレーを食べています。お酒は10年以上ほとんど飲んでいません。職業柄飲まなくても許される立場なので、自然に欲することもなく今に至っています。」

野球選手の自主トレ帯同で料理を余儀なくされたという志水トレーナー。
焼く、茹でる、といったシンプルな調理法ながら、自炊の際は全粒粉のパスタにしたり、季節ものの野菜を積極的に食べるなど、血糖値コントロールの基本に気をつけているそう。

記憶に残るクライアント

志水トレーナーの記憶に残るのは、駆け出しの頃トレーニングを担当した、ダンスのレジェンドだった70歳代の女性クライアント。

志水トレーナー「久しぶりにダンス番組に出演するため、半年で15~16キロ体重を落としました。ウエイト・トレーニングと食改善で見事に変身を遂げられ、また、痩せていくとトレーニングウエアの色も暗い色から明るい色へと変化し、カラダのラインを出すことにも抵抗がなくなり、人生を楽しんでいる姿が見られたことがトレーナーとしての喜びになりました。今では80代になられましたが、つい最近も黄色や緑の明るい色のウェアでトレーニングされる姿をお見受けしました。

当時はアスリートのトレーニングに携わることばかり夢見ていましたが、この経験はカラダが変わると精神も変わると確証を得ることができ、トレーナーという職の意義について誇りを感じる礎となったお客様です。入社早々に気づくことができてありがたかった。

目の前の人が健康で元気に、そして明るくなっていく姿には、キャリアが何年になろうが勇気づけられるんです。」

もうひとりは格闘技の選手との出会いです。

志水トレーナー「球技に携わることが多かった半面、格闘技は縁がなく、正直面白みもわからなかったのですが、ある格闘家のトレーニングに携わり、3ヶ月に1度、試合に帯同していくうちにさまざまな話をしてくれるようになりました。私自身、格闘技の勉強を始め詳しくなっていったことで分かち合えるようになったことも信頼関係に繋がったんだと思います。そして、世界チャンピオンにまで上り詰めた彼を、当時まだトレーナー経験2、3年目の私がサポートできたという経験は、大きな自信になりました。

決められたメソッドの伝達だけでなく、クライアントが大切にしていることをクライアント以上に大切にする。すると、相手の気持ちをより深くわかるようになったり、新たなチャレンジが出来るようになる。トレーナーとしての人間性や、クライアントとの信頼関係について大きな学びがありました。」

どんなトレーナーでいたいか?

「主役はクライアント」この言葉が志水トレーナーの信条とのこと。

志水トレーナー「目の前にいるクライアントが健康であり続けること、クライアントの人生のパフォーマンスが良くなることが何よりも大切なので、トレーニングに前向きに取り組んでもらうためにはどうすれば良いかを考え、必要とされる人間になりなさいと、ケビンと池澤から言われたことが原点となっています。

つまりは拠り所である存在となりたいんです。依存されるのではなく、好きになってもらうでもなく、カラダを変えるために必要な存在であること。

ただ、パーソナル・トレーニングは人対人なので、合う合わないがあっても当然。私の進め方がご自身に合わないと思えば、別のトレーナーに替えてもらえば良いんです。トータル・ワークアウトのトレーナー陣は層が厚いですから!

私自身、年齢も上がってきて考えることは、より若い世代へ自身の経験に基づくノウハウをたくさん伝え、夢を叶えるサポートをすることの重要性。トータル・ワークアウトのトレーナーが活躍しやすい場を整える事で、自分たちを進化させながら、前のめりになってウェルネス業界を、社会を動かすようなムーブメントを作っていきたいと思っています。アスリートが身近にいて、ノウハウも蓄積されたトータル・ワークアウトだからこそできることを追求し、日本のパーソナル・トレーニングの土台が上がれば、日本の健康寿命を伸ばすことや、スポーツ業界全体のレベルアップにつながるんじゃないでしょうか?そうなったら嬉しいです。」


志水 浩二/KOJI SHIMIZU

TOTAL Workout トレーニング開発課マネジャー/ 渋谷店 店長

パーソナル・トレーナー歴18年(2024年現在)
小学生時代より野球に親しむ。一時はプロを目指していたが、肩の故障により夢を断念する。
「スポーツに関わる仕事がしたい」という思いから、パーソナル・トレーナーを志す。将来的には一流のトレーナーとして第二のケビン山崎のような存在になることが目標。現在はアスリートなどのコーチングも多数務める。

トータル・ワークアウト渋谷店>>https://totalworkout.jp/shibuya/

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金沢 由紀子

エディター/ライター/(株)elena代表取締役。 数々の女性誌でファッション、美容、インタビューなどを担当し、人生100年時代のウェルビーイングを追求するelenaを起業。記事制作、PR、モノ・コト・ヒトにまつわる企画・立案などを担当する。現在、女性起業家、フリーランスを応援する「NEXT STAGE アワード」をプロデュース中。

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