トータル・ワークアウトがオフィシャルトレーニングジムを務めるミス・ユニバース®・ジャパン。2025年も、トータル・ワークアウトのトレーナーチームが、セミファイナリスト達に「世界レベルの美」について指南しました。
そもそも多様性が求められる現代における「美」の定義とはなんでしょう?
ミス・ユニバース・ジャパンは数あるビューティページェントの中でも、現代の美の在り方をけん引する存在。数年前より婚姻や出産の経歴は不問、今や年齢制限も完全に撤廃し、整った容姿を競う記号的な美ではなく「私はこう生きる!」という信念が垣間見える、人間としての魅力を重視しています。
オフィシャルトレーニングジムとしてトータル・ワークアウトがミス・ユニバース・ジャパンに提案するのは、表現したい自分や発信したいメッセージを自在に体現できる「しなやかでアクティブなカラダ」
しなやかさも、力強さも、思い通りに表現できる機能的なカラダを手に入れれば、見る者の心を動かし、「応援したい!」と思われるオピニオンリーダーとして周囲を巻き込み、社会に変化をもたらすことを可能にします。
そんな「しなやかでアクティブなカラダ」はミス・ユニバースの頂点を目指す人だけに必要な資質ではなく、以下のような効果を生み出します。
- 積極的に人生を楽しむ活力あるカラダ
- 仕事で社会に影響力を与える
- スポーツのパフォーマンスアップ
- 腰痛や肩こりといった不具合のないカラダづくり
- 均整の取れたボディラインをキープする
セミファイナリスト達が世界一を目指す過程で見えた課題を通じて、誰しものライフスタイルをより快適で密度の濃いものにするマストアイテム「しなやかでアクティブなカラダ」を手に入れる近道をみつけませんか?
しなやかでアクティブなカラダとは?
「美しさはカラダの形以上に“動き”が重要であり、動きこそが美しさを完成させる。そして、正しく動けるカラダは自然と形も整っていく」とトータル・ワークアウト代表 池澤智は言います。
だから、トータル・ワークアウトでは正しい動き(カラダの使い方)に徹底的にこだわったトータル・ワークアウト独自のメソッドである「スピード・トレーニング」を実施しています。
トータル・ワークアウトの会員様はご存知のスピード・トレーニングで得られる効果の一部は以下の通りです。
スピード・トレーニングとは
「美しいカラダ」と「動けるカラダ」を両立させるトータル・ワークアウトの独自メソッド。アジア圏ではトータル・ワークアウトにのみ設置されている、速度や傾斜を調節することができるトレッドミルマシン“スーパー・トレッドミル”を使用し、坂道を駆け上がるようなダッシュにより筋肉の持つ可能性を最大限に引き出す。
●「しなやかでアクティブなカラダ」を手に入れる
しなやかでアクティブなカラダとは、頭で思った通りに動かすことができる機能的なカラダ。
さらに具体的に言えば、2つ以上の筋肉を連動させた、キレのある動き、しなやかな動きを自在にコントロールできるカラダを指します
●思い通りに動かせる筋肉を増やし動きも形も美しくする
カラダの中で目覚めている筋肉は、実は全体の約5%
スピード・トレーニングを積むことでようやく10%程度まで上げることができます。
目覚めている筋肉は積極的に動かすことができるので、鍛えられる効率が良くなり、カラダのラインもシャープになります。また、坂道ダッシュという難しい状況下で正しい動きができれば、ミス・ユニバースの舞台でたとえ15cmのヒールを履いたとしても、平らな面を歩くことは容易になり、無理のない優雅な動きができるようになる、ということ。
●正しい動きはヒップアップ、ウエストシェイプの一番の近道になる
スピード・トレーニングで得た正しいカラダの使い方を、日常生活の中の歩く、座るといった動作に落とし込めば、常に下腹部やお尻の筋肉を正しく使う生活で、ウエイトのシェイプやヒップアップが実現できます。
スピード・トレーニングについての詳細は以下の記事を参考にしてください。
正しいカラダの使い方を妨げる2大要因
ミス・ユニバース・ジャパンがセミファイナリスト向けに実施するビューティーキャンプの中で、トータル・ワークアウトは全3回のグループレッスンを実施しました。

セミファイナリスト全員を対象に行った事前アンケートによると
週3回以上カラダを動かしている人 40.9%
週1-2回カラダを動かしている人 47.7%
多くの方が、日常的にカラダを動かしていることがわかりました。
これ自体は非常に良い事!ただし、実際にカラダを動かしてもらうと多くのセミファイナリストに共通する、2つの問題点が明らかになりました。
トータル・ワークアウトのトレーナーチームが示唆する問題点は以下の通り。
❶骨盤の動きが悪い
❷体幹を使えていない
「正しいカラダの使い方」で運動をしないと効果が出づらいだけでなく、
場合によっては、脚が太くなる、関節に負担がかかる、といった不具合につながるリスクも否めません。
骨盤が動かないとどうなる?
例年通り、ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクター 美馬 寛子氏とトータル・ワークアウト協議のもと、セミファイナリストの中から「カラダの使い方が良く、しなやかでアクティブなカラダを目指しやすいセミファイナリスト」を選出。山室慶佳さん、上舘ナオミモニークさんの2名に3週間のパーソナル・トレーニングを実施しました。
おふたりのトレーニングを通じて「骨盤」「体幹部」と「しなやかでアクティブなカラダ」の関係性をひも解きます。

医大生として実習をこなしながらミス・ユニバースに挑むと言う多忙な生活をおくる2025 Semi finalist 長野県代表 山室 慶佳さんのカウンセリングを実施したのはパーソナル・トレーナーであり、トータル・ワークアウト六本木ヒルズ店店長の前川洋子。
前川洋子トレーナー(以下、前川トレーナー)「全体の引き締めと、ウォーキングでのブレが課題ということを事前アンケートに書かれていましたね」
山室慶佳さん(以下、山室さん)「食事を気をつけて5kg落とせたのですが、これ以上は自己流でのダイエットに限界を感じています。ハイヒールを履くと特にカラダがブレるので、大胆に、自分らしく活き活きと歩けないのが悩みです。」
前川トレーナー「世界の舞台に立つとアジア人は相対的に小さく見えがちなので、カラダのボリュームは下げず筋肉量を増やして背中やお尻のラインに強弱をつけるといいですね。体組成計のデータからみても、体幹部の筋量は低め。筋量が低いということは、日常生活で体幹を使えていないということなので・・・ちょっと立ってもらえますか?」

ピラティスに精通する前川トレーナーが背骨や骨盤の状態をチェック。
前川トレーナー「骨盤の動きがよくないです。それが原因で体幹や内転筋が使えてないですね。使えていないから鍛えられれず、筋肉量も低下してしまいます。体幹を重力下で使いこなすことが、パフォーマンスのカギになります。
ミス・ユニバースという舞台でのパフォーマンスアップだけでなく、医学部の実習で何時間も立ちっぱなしという山室さんのライフスタイルにも必ずプラスになりますよ」
骨盤の動きと体幹・内転筋の関係性とは?
先述の前川トレーナーの指摘のとおり骨盤の動きを改善することで、正しい歩き方を習得してもらうトレーニング構成を、梅澤トレーナー主導で実施しました。
梅澤トレーナー「骨盤が動かないと、正しい姿勢の要である『骨盤を立てる』という動作ができません。『骨盤を立てる』というのは簡単に見えて、実は出来ていない人が多いんです。単に角度をまっすぐにすれば良いかというと、それだけでは不十分。骨盤底筋をギュッとしめて、多裂筋、横隔膜で骨盤を上に引き上げる・・・スッと腰が重力から解放された感覚を目指します」
トータル・ワークアウトの会員様であれば、ウエイト・トレーニングやスピード・トレーニングで『お腹かためて』『お腹を3mm引き込む』といった声がけをよく耳にされると思いますが、歩く、走るといった動作の際に体幹部の力が抜けてしまうと重心が下がり、臀部をつかって蹴る、腸腰筋で脚を引き上げる、という基本的な動きが出来ません。体幹部を使うためには、骨盤を立てる・傾けるを自在に操る必要があり、逆をかえせば、骨盤が動かなければ体幹部を使うことが出来ず、効果が得られづらいのです。

梅澤トレーナー「ビューティページェントでのウォーキングは少し特殊で、パーソナル・トレーナーとして提案する『正しい歩き方』とは異なる部分がありますが、基本を身につけないとアレンジはできません。地道に基礎からアプローチします」
加えて、山室さんに限らず多くの人が気づかずに抱えている問題点が「肋骨のひらき」
梅澤トレーナー「特にハイヒールを履く女性に多いのですが、一見姿勢がいいように見えて、実は反り腰(骨盤前傾)で、肋骨が開いた状態。やってみていただくとわかると思いますが、肋骨を開きながら腹部に力をいれるのは・・・かなり困難ですよね?骨盤をまっすぐ立てて、肋骨を締めることではじめて骨盤底筋がギュっとしまり、インナーユニットが機能するのです」
インナーユニットとは
体幹の核となる筋肉の総称。
4層からなる腹筋の一番内側にある腹横筋部を意味する。
腹横筋は、上は横隔膜、下が骨盤底筋、脊椎の椎体をまたいで左右に位置する多裂筋で構成され、前川トレーナー曰く「金太郎の前掛け」のようにひし形をしている。
骨盤底筋と聞くと婦人科系や泌尿器系のトラブルを連想する人も多いものの、カラダの機能性と切っても切り離せない、老若男女誰しもが意識すべき筋肉なのです。
梅澤トレーナー「骨盤エクササイズで骨盤の動きを円滑にすることを徹底的に。合わせて、呼吸をしながらお腹を膨らませる・へこませるを繰り返す『ドローイン』でインナーユニットの意識を高め、活性化させつつ、肋骨をしめる感覚を習得してもらいました」
2大要因の2つ目「体幹部の意識」については、後編記事をご覧ください。
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自分のカラダの現状と、未来の可能性について知りたい方は、カラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーによるカウンセリングをご活用ください。