年間を通じて毎週末、新しいトレーニングの開発をしています。
プレミアムフィットネスに新しいプログラムを追加しようと、私、志水と一緒に議論し、研究開発に携わっている高崎大トレーナーは
「前傾6 度に惹かれて入社した」という人物
いつものように週末定例の技術開発をしている際、高崎トレーナーがなぜトータル・ワークアウトに入社したのかをふと聞いてみた所、即答で返ってきた言葉が「前傾6 度に惹かれた」という突飛かつ不可解なフレーズでした。
前傾6 度とは?
前傾6度というのは、トータル・ワークアウト主宰である我々の師匠ケビン山崎が開発した、トータル・ワークアウトでお馴染みのスピード・トレーニング(神経系トレーニングの1種)のフォームの基本。
スーパー・トレッドミルを使用したスピード・トレーニングは坂道が急になってもそれに抗い、加速していくトレーニングです。そんなトレーニングフォームと、トレーナーとして常に向上心を持って生きていく重要性を語ったケビンの会社説明会でのスピーチを耳にし、その瞬間からトレーナーとして前進して生きていくことを決意したのが、今年キャリア9年目となる高崎トレーナー。
その時の思い出は9年たったいまも色あせることなく、ジム内に掲示されている走り方のフォームの角度を見る度に、初心を思い出して気合いが入るそうです。
理論と実体験の答え合わせする
TOTAL Workout に入れば、再現性が高いトレーニングが出来るのではないか?
というのが、高崎トレーナーが入社を決意した決め手。
人は、身⾧、体重、手足の⾧さ、筋肉のバランス、足が速い遅いなど十人十色ですが、骨格を基準として角度やフォームを確立することでブレずに結果に近づくことができる。そんな、カラダの仕組みや動き方について力学的に研究した理論的なトレーニング、裏付けに基づいたトレーニングが、お客様が安心して身を任せられるトレーニングなのではないか?そんなトレーニングができるパーソナル・トレーナーになりたい、という思いが入社のきっかけだったとのこと。
彼を知る人であれば頷かれると思いますが、何にでも猪突猛進型でチャレンジをする高崎トレーナー。
エアリアルヨガが流行ればその場で電話して体験に行き、ベジタリアンの食事を勉強したら⾧期で実践する。新しいトレーニングを試し過ぎて筋肉が肥大し服が入らなくなる、などなど。
好奇心や興味を持ち合わせていることは勿論ですが、前傾6 度の向上心を持っているからこそ、理論やエビデンスに基づいたトレーニングを自ら体験することでお客様に伝える際の説得力を積み重ねているのだと思います。
トレーナーでありメカニックでもある
マシンを使ってトレーニングを測定する、分析することでトレーニングの精度を上げやすくなります。これはトレーニングの喜ばしい進化の1つ。
「だからこそマシンを扱うことは大事にしていて、基本的にはパーソナル・トレーナーよりもマシンに主導権があると思っています」と高崎トレーナーは言います。
高崎トレーナーに限ったことではありませんが、トータル・ワークアウトのパーソナル・トレーナーはマシンを使うだけでなく、メカニックさながらに修理・メンテナンスまで行います。それは、トレーニングの効果を最大限発揮させるため、受ける側のお客様のストレスを極力排除するためには、単にマシンの基本的な使い方を習得するだけでなく、マシンのメンテナンスから調整にまで精通し設置場所の理由も理解することが必要だから。
万が一トラブルが起きたとしてもより迅速に対処できるようにソフトウェアにも人一倍詳しくなっておく。こういった余念のなさは、高崎トレーナーの不安な性分も相まって、大きな強みになっていると思います。
働き方としては誉められたものでは無いかもしれませんが、仕事が休みの日でも、ジムで選手のトレーニン
グ計測を行うと聞くと見学に来たり、一緒にデータを読み込む練習をしたりする頻度が圧倒的に多かったのが高崎トレーナーだった記憶があります。
最近では、用意周到な高崎トレーナーの意識にも少し変化があったそう。
家電などを買ったら説明書をきっちり隅々まで読み込んでから使うタイプの彼ですが、事前に準備した知識が現場の実践で活かせず失敗するという苦い経験を踏まえてからは、失敗も含め早い段階で体験をすることで得られることの方が多いのではないかと考え、不安があってもチャレンジして一歩踏み出す事、チャレンジする量を増やしているようです。
ゼロから生み出すことへの憧れ
入社のきっかけとなったケビン山崎のもとで実際働いてみて、自分には圧倒的に欠けていると思う事が、
- 種目を生み出す
- お客様に理解して貰いやすくする為に、コンセプトを考える
- 理解を深めるために動画などのコンテンツを作成する
といった「自ら生み出すスキル」
常に新しいものを生み出し、進化しつづけるケビンの動きを間近で見て、本当に凄い事だと感銘を受けているそうです。
だからこそ、今回携わっている新しい器具を使ったプログラム開発は高崎トレーナーにとっては一歩踏み出した大きなチャレンジであり、パーソナル・トレーナーとしてお客様のカラダを変えるんだ!という前のめりの取り組みなのです。
ちなみに、今回開発中のプログラムは、脳とカラダの連携を高める内容となっています。
高崎が抱く、新プログラムのイメージがあるので聞いてください。
「自分のカラダは、一生一緒のカラダです。
これからの人生の中で、今日が一番若いカラダ。だから、その状態をいかに維持、向上させていけるか?
マシンと違って、人間は劣化する。けれど、細胞を自己修復すれば機能が改善する。
放っておけば劣化するであろうカラダだけど、トレーニングで向上させれば計り知れない進化の可能性を秘めているのです。
人間が車を運転するドライバーであるように、自分は自分のカラダのドライバー。
自分のカラダは棺桶に入るまでしっかりと、好きなように運転できるよう
運転手である脳も、車体であるカラダも上手く連携させ、各々がピカピカに輝いている。
そんな状態を目指す手助けになるようなプログラムを生み出したいと思っています。」
脳と体の連携を向上し、しなやかでキレのある動きを実現。
バランスエクササイズやビジョントレーニングを組み合わせ、多忙な脳の処理能力とカラダを同時にトレーニングします。
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高崎 大 /MASARU TAKASAKI
TOTAL Workout 六本木ヒルズ店 チームリーダー
パーソナル・トレーナー歴9年(2023年現在)
自分のカラダは自在にドライブできるよう、ドライバーである脳も、車体であるカラダも最高の状態にしておくことをモットーに、「超」がつくほどカラダづくりに真面目に取り組む姿がクライアントへの影響力大。人生をよりアクティブに楽しみ、挑戦できるカラダをつくるためのトレーニング開発に邁進中。
トータル・ワークアウト六本木ヒルズ店>>https://totalworkout.jp/roppongi/
高崎大トレーナーが体験した7日間の「ブレインデトックスプログラム」
脳をケアする新時代の健康管理で得たものについては、以下の記事をごらんください。