カラダを変える、キープするためには継続的なトレーニングが必要。そんなこと誰しもわかっているけれど、自分にまけてしまう、という経験は誰にでも心当たりがあるでしょう。
カラダを引き締めたい、筋肉をつけて大きくしたい、カラダの機能性を高めたい・・・といった目の前にある目的の為にボディメイクをすることは、自身の生活や趣味に向き合い、これから先の人生で何をプライオリティにおくか?どのようなライフスタイルを目指すか?といったことを考える大きなきっかけになります。いや、そうあって欲しいと願っています。
カラダを変える、変えた状態をキープする。そのためにはもちろん辛い道のりも超えていかなければなりません。TOTAL Workout では20数年前の日本進出時より、カラダをかえる最短の期間を3週間とし「3週間プログラム」を提供していますが、太りづらいカラダが手に入る、その引き換えに筋トレと食事制限という辛い3 週間は切っても切り離せないもの。
そんな時に白羽の矢が立つのが、約20 年のキャリアを誇る樋之口明博。担当するお客様からなんと「世界で一番良い人」と評されたことのある、人情味溢れるパーソナル・トレーナーです。
お客様の辛い思いを受け止め、それでいて正しく導くというトレーニングに欠かせぬ存在。そんな樋之口トレーナーの強みはなんと彼の「弱み」の中から生まれたのです。
弱みを自分の強みにする
トータル・ワークアウトのパーソナル・トレーナー陣は職業柄もありアルコールを全く飲まないメンバーが多い(20年前は今以上に顕著だった)。そんな中、本来アルコールが好きな樋之口はそのことを自身の「弱み」と捉え、ひた隠しにしていた。
カラダを変えるためにはきついトレーニングに加え、炭水化物はダメ、アルコールを飲むこともダメ、会食もダメ、という指導をしていたものの、途中でモチベーションが下がり飲んでしまう方や、一度会食が入った時点でなし崩しに食事が乱れてしまうケースが多く出てくるようになり、完璧を目指す「我慢」「マイナス」のボディメイクではお客様もつまらなくなってしまう、という葛藤を覚えた樋之口トレーナーは
「まわりはアルコールに興味のないトレーナーばかり。その中で、アルコールが好きだからこそお客様の気持ちに寄り添える、という自分の強みに気づいた」
と言います。
成功体験の広告塔になる
「アルコールを飲むクライアントには良い意味で『脅迫』をすることを心がけています。」
と珍しく強い言葉を使った樋之口。
アルコールが好きな事を宣言するにあたり、食事管理や飲み物に関して、言っているだけではダメ。口だけではなく、成功体験を体現しないてはいけないという使命感に駆られた彼は、27、8 歳の頃から現在に至るまでの約13 年間
- 勤務日の週5 日は鶏肉と米のみ
- アルコールを飲むのは休日前のみ
- 酒のつまみは低糖質、低脂肪
というルールを死守している。
休日は塩麴、醤油麹を自宅で作り、いかに鶏肉を柔らかく、美味しく食べられるかを365 日考えカラダと向き合う徹底ぶり。
たんぱく質中心の生活を行っていると、自然と身体は引き締まる。
辛い食生活や、アルコールを摂取したい気持ちなどと上手く付き合い、工夫しながら理想的なカラダを手に入れるという体験談を自信を持って話せるようになった。
結果、トータル・ワークアウトに通うお客様の中で、トレーニングしつつもアルコールをたしなみたい、会食が多い、といったお客様が樋之口のもとに多く集まったうえ、途中で挫折する事例が大幅に減り、3 週間完走できる方が非常に増えたのです。
切磋琢磨する環境で自分を磨く
樋之口は入社早々
「一番重さを挙げて、一番ウエイト・トレーニングに情熱を捧げる人から学ぶのが一番自分の為になる」と先輩トレーナーである吉田トレーナーの吉田塾に入塾。
仕事帰り、先輩に連れられてアルコールを飲みに行くという文化がないトータル・ワークアウト。代わりにどんなに遅い時間でも、どんなに疲れていても仕事帰りに「ウエイトやるぞ」という吉田トレーナーの一声により、連れ立ってスクワットが始まる、というのが営業後の見慣れた光景です。
世間では先にウコンを飲まされてお酒の席に連れられるように(このような文化が本当にあるのか妄想の域を脱しませんが)、トータル・ワークアウトでは吉田から良さそうなサプリメントをもらって飲んで喜んでいると
「そのサプリメントの効果を出すために今トレーニングをやらないと勿体ないぞ!」
と半強制的にトレーニングに連行される。
樋之口のトレーニングのこだわりは、このような環境にあえて自らの身を投じること。
今日は疲れたし、もういいかな、と誘惑に負けそうになるのは、トレーナーも同じ。
「甘くなってしまう自分に退路を断つ為に、誰かと一緒に行うこと。切磋琢磨をする環境を作ること。これがボディメイクを成功させる大きな要因だと思います。」
いま、パーソナル・トレーニングというと個室スタイルのプライベートジムを連想する人も多いようですが
「トータル・ワークアウトのように広いトレーニング空間を共有するスタイルの良さは、情熱やモチベーションも共有できるところにあるのではないか?」と樋之口は語ります。
3週間プログラムにまつわる印象的な出来事
知り合いがトータル・ワークアウトの3週間プログラムでカラダがすごく引き締まり「これは良いな!私も行ってみたい!」と入会された、美容師をしているお客様。
ウエイト・トレーニングのフォームが上手で最初の一週間は重さを積極的に上げ、筋肉が付きやすいセットの組み方である10回を基準に、筋持久力の向上も狙い13 回の2 セットで設定。
2 ~3週目にかけては、代謝向上も顕著に見られたので、より高いエネルギー消費を目指して18 回、15 回のトレーニングを実施。
食事管理の壁
トレーニング自体は非常に順調に進んだものの、食事管理で躓きました。
3週間プログラム では、現状や目的にもよりますが、「バランスの良い食事」というよりは、
- 怠惰になっている食生活の改善
- より筋肉になりやすい高たんぱく質、低糖質、低脂質の食生活
を目指すため、多少偏った内容になることがあります。
このクライアントの場合は、糖質を摂取しないことで最初の1 週間位で体重の減少がみられ、たんぱく質を摂取することへのモチベーションが上がっていました。ただ、たんぱく質を中心とした食生活を送る上でのデメリットとして挙げられるのが、たんぱく質の凝固作用で便秘になってしまう方が見受けられること。
このお客様も1 週間で便秘になってしまいました。
お客様に寄り添うことで突破!
当時は、0か100 かという指導をジム全体でしていた事もあり、3週間プログラム中は根菜類や豆類も一切NG !という指導が徹底されていたので、先輩に怒られながらも、納豆や根菜類の摂取量を増やすことを提案。お客様のライフスタイルに合わせながら量を調整して指導を工夫した甲斐あって、2 週目には便秘は改善していったそうです。(現在はメニューの選択肢や、サプリメントの種類も格段に増え事前に便秘を防ぐシステムを構築しています)
こうなってくると、食事に関する悩みも改善され、ささみ、鶏胸肉、ノンオイルのツナ缶、魚介や鶏のつみれスープ・・・と食事管理にも俄然やる気がわいてきたとのこと。
3 週目には目に見えた効果も出始めて、ベルトの穴は3 つほど縮まりました。
「これまでは緩い服を着て体型をごまかしていたけど、タイトな服が着られるようになり、凄く嬉しい!」と喜んでくださったのが、今でも嬉しい思い出です。と笑顔の樋之口。
3週間プログラムについては以下の記事も参考にしてみてください。
一人一人に寄り添うトレーニング
パーソナル・トレーニングとはクライアントそれぞれの目的や悩みに対して最適なトレーニングプランを「パーソナライズ」すること。
樋之口は人一倍クライアントの辛さや弱さに寄り添い、そこを突破するための方法をパーソナライズできるトレーナー。
過去にはワインを3 本空けていたという酒豪でありながら彫刻のようなカラダの持ち主。
そんな樋之口のトレーニングノウハウをこっそり聞いてみてください!
筋トレやダイエットをしている人がアルコールを飲む際の注意点やコツについては以下の記事もご参照ください
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樋之口 明博 /AKIHIRO TENOKUCHI
TOTAL Workout 渋谷店 パーソナル・トレーナー
パーソナル・トレーナー歴20年(2023年現在)
クライアントから「世界で一番良い人」と評されたことのあるパーソナリティでありながら、自分自身への厳しさは人一倍。トレーニングの情熱やモチベーションを高める、優しさと厳しさのコントラストが秀逸で、「食事を楽しみつつも、トレーニングでカラダとココロを引き締めたい」というクライアントからのオファーが絶えない。
トータル・ワークアウト渋谷店>>https://totalworkout.jp/shibuya/