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連載2|人生の充実も人間関係も。すべてのスイッチはカラダにあり!池澤智がリーダーとして大切にしていること

パーソナル・トレーナーとして、経営者として多忙を極めるトータル・ワークアウト代表、池澤智。忙殺されていても、リーダーとしてトレーナーとして大切にしていることがあると語ります。ひとつひとつ自分の力で悩みをクリアにしてきた彼女だから、その語り口には人を納得させるものが多くあります。インタビュー中にも多くの名言とポリシー、そして学びがありました。ウェルネス界を牽引する池澤智を紐解く第2弾です。

第1弾記事は以下よりご覧ください。


インタビュー・執筆:金沢由紀子 
エディター/ライター/(株)elena代表取締役。
数々の女性誌でファッション、美容、インタビューなどを担当し、人生100年時代のウェルビーイングを追求するelenaを起業。記事制作、PR、モノ・コト・ヒトにまつわる企画・立案などを担当する。現在、女性起業家、フリーランスを応援する「NEXT STAGE アワード」をプロデュース中。


リーダーとして、トレーナーとしての心得とは?

池澤智「どんなに忙しくてもパーソナル・トレーナーとして現場にいたいと思っています。現場でハイエンドな人たちに触れることも大切にしたい。だからこそ自分の価値はきちんと担保できていないといけないと常に心に留めています。そのため、人前で話す機会をできるだけ失わないようにして、感覚を研ぎ澄ますように。話しながらクライアントの反応を見てニーズを掴めるもの。加えて、リーダーとして俯瞰で全カラダを見ていたいのと、大きなヴィジョンは見据えていたいので、外部の方々との意見交換などコミュニケーションを大切にしています。もちろん、クライアントには多くの素晴らしい経営者がいらっしゃるので、接点をもち、話すだけでも学びになっています。」

“森を見て木を見ず“だけでなく、森を見ながら木々も見ようとするきめ細やかさがそこにはありました。

池澤智「人間関係の最も大切なことは信頼関係。クライアントには必ず私の話すことを理解し、遂行してもらいます。そこには信頼関係を築いた上でのフラットな関係性が存在しています。私も彼らが困った時に真っ先に頭に思い浮かぶ存在になりたい。嬉しい時に分かち合う存在も嬉しいけれど、迷ったり、困ったり、悲しんだりした時に、あの人ならなんとかしてくれるはず、と思われる存在でいたいですね。」

また、人付き合いはスキルだと語ります。相手がぽろっと何気なく話してくれた言葉を心に留め、紡ぎ、行動を積み上げることで次につながっていく…。また、そこに手を抜いたことがないそう。それこそが信頼関係を築くための多大なる努力なのかもしれません。

100名近いパーソナル・トレーナー、3450種のトレーニングを有するトータル・ワークアウトがどのようにパーソナル・トレーナーの質を構築しているのか?については、糸井重里さんがインタビュー動画を配信する「ほぼ日の學校」でも公開していますので、ご覧ください。

夫婦関係の極意もちょっとだけ!

池澤智「夫婦関係が最もプライベートな時間ですね。子供がいない夫婦なので、ふたりで作り上げないといけないものはないかもしれません。夫とは18歳の時にアルバイト先で知り合いました。2009年に結婚。仕事に邁進しがちな私にとって、人間らしくいられること、“人”として成立するためにはいてもらわないと困る存在です。

私が忙しいこともあって、干渉しないことがうまくいく秘訣でしょうか。仲良くても言ってはいけないことは決して言わないなど、思いやりは訓練次第ですから(笑)。

この3、4年は本人の意向でコンテストに出場するようになり、年間半年はダイエット食を食べています。私が作っていますが、ちょうど実験させてもらえるのでありがたい!(笑)大会前3ヶ月は同じものを食べるので、ひたすら低温調理器で仕込んでいます。」

女性リーダーであることとは?

女性でも男性でもあまり変わらないと思うと語る池澤智。たまたま私が女性だったというだけだと認識していますとのこと。

池澤智「女性だということは自分でも認識していますから、女性で良かったと思う生き方を選んでいます。女性という個性をメリットに変えれば良いだけだと。サポートされるリーダーになりたいと思っている以上、例えば腕力がどうしても男性に比べて弱いといった女性であることはメリットのひとつかもしれません。

さらに言えることとして、女性であることで嫌な思いをしたことがないんです。親会社も含めてグループ内で女性リーダーはまだ少ないのが現状、自分だけが女性という集まりもあります。ただ、そこを意識しすぎないことが大切だと思っています。恐らく男女の関わりなく、すべての社会に出ている全ての人が嫌な目に多少なりとも遭っているものですよね。だからこそ、自分のフィルターや自分の対応次第で物事の感じ方が変化するはず。

また、カラダが弱ってくると精神が弱ってくるというのが私の持論なんですが、カラダが健康であれば解決できることも多くある気がします。定義を自分で作り、コントロールすることで動揺しなくなるのは、私のカラダの経験上わかっています。動揺しなければ悲しくなることもない。最近ではそう思うようになりました。」

–   定期的にリトリートを開催する淡路島の禅坊靖寧 –

自分をコントロールする方法は?

池澤智「マインドフルネスで自分をコントロールする能力を得たんです。受け入れ方ひとつでどうにでもなるもの。自分のまわりや相手を変えることはできないけれど、気持ちの持ち方ひとつで自分をコントロールすることはたやすくできます。

そうすることで慌てたり、動揺することは、ほぼなくなります。だからこそフラットな状態で決断もできるようになるのです。

皆さんにもおすすめしたいマインドフルネス。仕事効率やコミュニケーションといったビジネスにつながるのためのカラダづくりを意識しているクライアントからのニーズも非常に高いという。トータル・ワークアウトでもリトリートを企画、池澤智の体得したコントロール方法を体験してもらえるはずです。非日常の場所に身を置き、新たな自分に出会うリトリート。今後も企画しご案内していく予定です。

池澤智「人と話すことが大好き。また、興味と好奇心こそが人生を楽しむモチベーションになっています。長生きしたいというよりも心地よくあることに貪欲でいたい。みんなそうだと思うんですが、生きている間はとにかく心地よくいたいですよね。

そのために食を追求し、常に腸に良いものを摂るように心がけています。私の経験上、腸が悪いとモチベーションが落ちますから!そして、自律神経を整えることも心地よく過ごすための方法のひとつ。

すべてはカラダにスイッチがある。それが私の信条です!」

充実した時間を過ごせるのは、整えられたカラダがあるから—思わず深く頷く納得の言葉です。

ウェルネス界を牽引する池澤智を紐解く第3弾では、健康と美のルーティンをご紹介します。

1月25日(木)公開!池澤智という人物に迫る連載記事 第3弾
「健康が“美”を生み出す!厳選して作り上げた池澤智のルーティン公開」


池澤智という人物に迫る連載記事 第1弾を振り返る方はこちら

池澤智に関する記事は以下もご覧ください。

池澤智ならびに、パーソナル・トレーニングジム「トータル・ワークアウト」に関する取材・お問い合わせは、以下のコンタクトフォームをご利用ください。

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池澤 智/TOMO IKEZAWA

TOTAL Workout 代表

パーソナル・トレーナーを目指し、トータル・ワークアウト創設者ケビン山崎の元へ渡米。フィットネスの本場アメリカで修業した日本初の女性パーソナル・トレーナー。俳優やモデルといった多くの文化人のボディメイクを手掛け高い評価を得る。2012年~ミス・ユニバース・ジャパン、16年〜22年ミス・アース、19年〜22年ミス・ジャパンのオフィシャルトレーナーを務め、トレーニングだけでなく食やメディカル、ライフスタイルと多岐にわたる知識を基に世界レベルの美を追求したボディメイクを指導。トータル・ワークアウト各店舗には自身が考案した美しいカラダを作るためのこだわりのメニューを提供するカフェ「TOTAL FOODS」がある。

ただ待っているだけではウェルネスは手に入らない。健康の為に、カラダに必要なものと不必要なものを知り自分でチョイスする能力を養うことを重視する「ACTIVE WELLNESS(アクティブ・ウェルネス)」を提唱。人生をより豊かに、より良いものにしていただくための様々なコンテンツでライフスタイルをサポートしている。

トータル・ワークアウト代表 池澤智プロフィール写真
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金沢 由紀子

エディター/ライター/(株)elena代表取締役。 数々の女性誌でファッション、美容、インタビューなどを担当し、人生100年時代のウェルビーイングを追求するelenaを起業。記事制作、PR、モノ・コト・ヒトにまつわる企画・立案などを担当する。現在、女性起業家、フリーランスを応援する「NEXT STAGE アワード」をプロデュース中。

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