人生を一歩先へ進めるためのメディア

FEATURE

後編|2025ミス・ユニバース・ジャパン セミファイナリストたちのカラダづくり

2025 ミス・ユニバース・ジャパンのセミファイナリストたちは、7月16日に開催された2025 ミス・ユニバース®・ジャパン ファイナルに向け、トータル・ワークアウトのトレーナーチームによる指導のもと「しなやかでアクティブなカラダ」を目指しました。

「美しさはカラダの形だけでなく動きによって完成する」という考えのもと、正しいカラダの使い方を習得することで、見た目だけでなく機能的にも魅力的なカラダを作り上げるプロセスを、セミファイナリストの山室慶佳さん、上舘ナオミモニークさんの2名が取り組んだ、3週間のパーソナル・トレーニングを通じて紹介します。

セミファイナリストのみならず、多くの現代人に共通する「骨盤が動かない」「体幹部を使えない」という問題点と、その改善法とは?

前編を振り返る>>

体幹を使う重要性とは?

映像プロデューサー/外資系デジタルマーケター/NPO団体広報担当として活躍される上舘ナオミモニークさんは、2024年には準グランプリの栄冠に輝いた実力者。

トレーニング初日となるこの日、すでにカラダのフォルムがしっかりと整った状態でした。

上舘ナオミモニークさん(以下、上舘さん)「運動は日常的に行っています。カラダは引き締めたいけど、舞台で小さくみえないようにしたい。そのバランスが難しいと感じています。仕事とミス・ユニバース・ジャパンの両立で、食事がおろそかになりがちなので、痩せすぎ注意なんです」

前川トレーナー「カラダのラインはもうかなり仕上がっていて素晴らしい。プロフェッショナルなマインドが伝わってきます。絞りすぎないよう、しっかりと食事を管理していきましょう。

ウォーキングの際に右足軸のグラつきがあるとおっしゃるので、トレーニングの際に動きをみさせてください。カラダの軸をしっかりつくって、ダイナミックな動きができると、実際のカラダのフォルム以上にカラダを大きく見せることが出来ますよ」

上舘さんの初回トレーニングを担当したのはトータル・ワークアウト渋谷店の広瀬智瑛美トレーナー。

広瀬トレーナー「上舘さんは日常的にウエイト・トレーニングをされていて、アウターマッスルがちゃんと整っています。そのこと自体は良いのですが、本来は脊椎→インナーマッスル→アウターマッスルという順に、カラダの内側から外側へと力を連動させるのが正しいカラダの使い方。アウターマッスルが強いと、ついアウターだけ使ってしまいインナーがおろそかになってしまいます」

アウターマッスル優位のカラダは、日常生活の動きでは一見問題ないように見えるものの、ハイヒールでのウォーキングなど、強度が高い状態、不安定下での動きではカラダを支えきれずグラついたり、無理やりバランスをとろうとして前腿が張ってしまうなど、カラダのキレやダイナミックさを手に入れるためには克服すべき課題。

上舘さんにインバースハムストリングをやってもらうと、左足軸は問題ないものの、右足の母指球で踏み込むことができずバランスをとることに苦戦。右肩の動きも良くないことから、軸のブレ、カラダの捻じれが示唆され、ここから根本的に正すことが、ブレないウォーキングの近道になると広瀬トレーナー。

広瀬トレーナー「体幹部の筋力と機能性のアップが上舘さんのパフォーマンスアップには必要不可欠。トータル・ワークアウトでトレーニングをするアスリートにも多く活用いただいているブラックボードを使ってカラダの土台である“足の裏”から徹底的に正します!」

– ブラックボードを使用し足裏のアーチや母指球の使い方を徹底的に正します –

体幹の機能性を高めつつ、体幹部の持久力・筋力をあげるために、多角的な動きを取り入れたトレーニングを実施。体幹の意識を高めた状態で、スーパー・トレッドミルを使って走り、正しいカラダの動きをカラダに覚えこませます。

かなりハードなトレーニングでも、一切手を抜くことなく全身全霊で取り組まれる上舘さんの真剣な眼差しが印象的でした。

3週間後の進化

上舘さん、山室さん二人ともに共通する課題である「体幹部の筋力と機能性のアップ」
3週間のトレーニングを経てどのように進化したのでしょう?

広瀬トレーナー「上舘さんには、ウエイト・トレーニングではあえて負荷を軽めにし、インナーマッスルの正しい使い方に注力してもらいました。3週間を経て、体幹が安定し、走りが見違えるほど良くなりました。坂道を速い速度で正しく走れるということは、平らな舞台でのウォーキングでは楽にカラダを操れるということ。だから余計な不安を抱かず、パフォーマンスに100%集中できるようになるんです」

梅澤トレーナー「トータル・ワークアウトの食事プログラムを活用していただきつつ、週3回のトレーニングを実施し、体脂肪率-3.5% 筋肉量+1.5kgと理想的な進化をとげられた山室さん。まず初めに腸をケアするクレンズプログラムを実施したことで、効果が出やすくなったのだと思います。トレーニングだけでなく食事管理の重要性を改めて認識しました。自宅でもしっかりと骨盤エクササイズに取り組んでくれた頑張りがしっかり成果に現れ、スピード・トレーニングでは、周囲をパッと明るく照らすような山室さんの人柄を体現する、ダイナミックな走りができるようになりました。」

これからのセミファイナリストに必要な事

今回モニターとしてトータル・ワークアウトでのトレーニングを体験した山室さん、上舘さん以外にも、多くのセミファイナリストがトータル・ワークアウトに足を運び、グループレッスンで気づいたご自身の改善点を克服すべく、パーソナル・トレーニングと食事管理に取り組まれました。

彼女たちのカラダづくりに携わって得た気づきについて、広瀬トレーナー、梅澤トレーナーに聞いてみました。

広瀬トレーナー「セミファイナリストにはピラティス経験者が多く、インナーマッスルや正しい姿勢への意識の高まりを感じます。その反面、ピラティスを数年続けても、具体的な効果を感じづらいという方も多くいらっしゃいます。効果を自分から感じ取りに行く!という積極的なマインドや、プロに助言をもとめることで、頑張りをしっかりと体感に結びつけてもらいたいです。
 トータル・ワークアウトでは、ピラティスや、先述の骨盤エクササイズなどで体幹部の意識を高めたら、間髪入れずにスーパー・トレッドミルで走る、というアプローチをすることがあります。あえて強度の高いカラダの動きをすることで、静と動のコントラストが出て『あれ?いつもより重心が高い』『お尻を使う感覚が分かった!』という気づきにつながり、カラダが進化しやすくなるのです」

ウエイト・トレーニングだけ、スピード・トレーニングだけ、ピラティスだけ、と分断するのではなく、多様なトレーニングの掛け合わせやレイヤーを活用し、より多くの気づきにつなげられる点は、トータル・ワークアウトの強みのひとつでもあります。

梅澤トレーナー「池澤がよくセミファイナリストの方々にお話するように、しなやかさはカラダを対角線や上下にグーンと引き延ばして見せることで表現できます。でも、自分の腕がいったいどこまで伸びるかを熟知している人はほとんどいないですよね?我々が少人数制のグループレッスンで提供している『リズム・トレーニング』はコーディネーション能力(運動神経)を構成する7つの能力のひとつ「リズム能力」を高めるトレーニングで、自分のカラダのポテンシャルを知るためにも有効。今後セミファイナリストの方々のトレーニングに取り入れてみたら面白いかもしれません。正しい動きとリズム感を融合させると、動きにキレがでて、舞台の上でカラダをより大きくみせることができると思います」

– リズム・トレーニングを開発する広瀬トレーナーと梅澤トレーナー –

日常生活で座りっぱなし。走ることはおろか大股で軽快に歩くこともほとんどない・・・という人は、自分のカラダの可能性を狭めてしまっているかもしれません。自分を知ることは、なりたい自分になる近道。ミス・ユニバース®・ジャパン オフィシャルトレーニングジムとして、クライアントが思う「自身の可能性」を超越する気づきやスキルを提供し続けていきたいと思います。

ミス・ユニバース®・ジャパンのオフィシャルトレーニングについては、以下の記事もご覧ください。

自分のカラダの現状と、未来の可能性について知りたい方は、カラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーによるカウンセリングをご活用ください。

メールマガジン登録ページへ
  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
TW PLUS 編集部

TW PLUS 編集部

カラダづくりのプロフェッショナルチーム

カラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーと、フードケア・ボディケアの各スペシャリスト、編集者がチームを結成。経験に基づいたリアルな情報をお届けします。

  1. Get stronger!魚をたべて強くなる―からだをつくる「たんぱく質」をもっと正しく選ぶ時代へ

  2. 寺本欣児氏×池澤智「Urban Safari」対談からのエピソード~「Fit to Win」鍛えて自分に勝つ。勝利を手にするマインドセット

  3. “美味しく食べる”はトレーニングの一部。本当にカラダのためになる「食べるFitnessサラダチキン」

関連記事

PAGE TOP