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糸井重里氏×池澤智 「Urban Safari」対談からのエピソード

トータル・ワークアウト会員番号1番の糸井重里さんが「楽しい!」に対するコンシャスに長けている方であることは皆様もご存知の通り。そんな糸井重里さんがトータル・ワークアウトでのカラダづくりを通じて感じる楽しさについて語ってくださったUrban Safari Vol.41の池澤智連載「ACTIVE WELLNESS」はご覧いただけましたでしょうか?誌面に記載しきれなかったエピソードを、今回もトータル・ワークアウトのWEBメディアにてご紹介します。

ジムでトレーニングをすることは必ずしも楽なことばかりではありません。
だからこそ明確な目標や、楽しさを見出せる要素が必要になる。ひとそれぞれのやる気をキープする、アップするヒントになれば嬉しいです。

糸井さんがカラダづくりに関心を持つきっかけとなった人物とは!?

Urban Safariの記事はこちらからご覧ください>>

カラダにコンシャスが入ったきっかけ

池澤智「トータル・ワークアウトの会員番号1番で、在籍歴は23年の糸井さん。いらっしゃらない時期が20年ほどありまして・・・2022年からは年間100回以上のトレーニングを達成され、完全にカラダにスイッチが入った状態ですね」

糸井重里氏(以下、糸井氏)「もともと興味が外に向くタイプで、自分のカラダには関心が薄かった。カラダコンシャスがなかったんです」

池澤智「2022年にカウンセリングをさせていただいた時『持病は薬でコントロールできているけど、なんとなくカラダに元気がない。筋肉を感じない』とおっしゃられていましたよね」

糸井氏「生きて暮らしていく中で、自分が主体、自分がカラダを持っている、使っている、という感覚がなかった。でもある時『主体的になにかを発する力をもちつづけたい!』と思ったんです。そのきっかけは娘に子どもが生まれたこと。なんてことない瞬間でも動的で、弾んでいる子どもの様子を見て『自分から動的に発する力があった方がカッコイイ!自分主体で何かを発する力があるって人として優れている』と感じたんですよね」

池澤智「カラダを回復させるためには休めば良いかというとそうではなくて、回復力を呼び込むためにはカラダを動かすことが必要。子どもはそれを自然とやってる」

糸井氏「自分から動的に発することは、同時にカラダを回復させることでもある、と!?いいですね、動的人生!」

池澤智「ちなみに、子どもは寝相も悪いですよね?それは、寝ている間に無意識にカラダを動かしてカラダを回復させ、脳は使わず休ませる、という良い回復のサイクルをナチュラルに実行できているんです。大人はというと、睡眠中も情報処理で頭を動かしてしまい、カラダは止まったままになる。するとカラダも脳も回復しないという負のサイクルに陥りがちなんです」

逆上がり会議

糸井氏「娘の子どもを見ていたら、むかし娘に逆上がりを見せてあげた事を思い出して、まだできるかな?と気になって。それで一時期トータル・ワークアウトで逆上がりの練習をしていました。昔出来ていたことがまた出来るようになったら、それはある種の成長かな?と思って」

池澤智「そうやって常に興味深い投げかけをしてくださるので、こちらもトレーナー集めて、逆上がりの時はどこの筋肉を意識するか?鉄棒はどのくらいの高さが糸井さんにとってベストか?など、逆上がり会議をやって研究しました」

糸井氏「パーソナル・トレーナーも逆上がりなんて普段やらないだろうから、一緒になってポイントを考えてくれました。プレイヤーは僕だけど、教える側にも発見があったりして、同じことに向かって協力する作業はやっぱり楽しいですね、再発見しました」

池澤智「クライアントの成功や成長を一緒になって経験させてもらえるというのは、パーソナル・トレーナーの醍醐味です」

糸井氏「教えることを楽しんでいる。新しい答えを見つけることを楽しんでいる。そうやってトレーナー自身が楽しんでいる様子が伝わってくるからこちらも楽しめるんじゃないかな?」

– 見た目以上に難しいこの動き。母指球をしっかり踏みしめて腸腰筋とお尻の下をしっかり使えている糸井さん。さすがです! –

「来てよかった」と思える時間

池澤智「逆上がりを達成され、運動習慣もついて、確実にカラダの機能性がアップされていますが、この先『こうなりたい』という考えがあれば聞かせてください」

糸井氏「『来て良かった』と思う時間をつくりたいんです。いま、それが出来ているからトレーニングを続けられる。パーソナル・トレーナーが『この人をどうしよう、この人はどうされたいのか?そのためにはどちらに向かえばいいんだろうか?』と、カラダ全体、頭全体で付き合ってくれて、僕以上に僕のことをわかろうとしてくれるのが気持ちがいいんですよね。お金を払って、そのコストに見合ったトレーニングを提供して終わり、というんじゃなくて、僕のカラダを見ながらどんどん仮説を見つけて、より良くするためのアプローチをチームで話し合ったり、予習をしてきてくれる。だから『来てよかった』と思うし、日常生活でも『やっててよかった』と実感できるんです」

池澤智「うちはトレーナーの人数が多いので、それぞれの得意分野を生かしつつ、一個人では経験できないことをシェアしてよりよいチームをつくることができます。それをクライアントのカラダづくりの成果ややる気に生かせるように、と。こうやってチームの力を重視するパーソナル・トレーニングは、トータル・ワークアウトならではのスタイルだと思います」

トータル・ワークアウトはライフスタイルに伴走してくれる

糸井氏「トレーニングを始めたきっかけとして漠然と『なんとなくカラダに元気がない。主体的になにかを発する力をもちたい』と思ったものの、具体的にどんなカラダを目指せばよいのか?正直よくわかっていなかった。大半の人は『痩せたい』とか分かりやすい夢を抱いていても、本当はどうなりたいかなんてよくわかっていないんじゃないかな?パーソナル・トレーナーはそこに寄り添って一緒に歩いて探してくれる、道筋を示してくれる存在。ブラインドマラソンの伴走者みたいですね」

池澤智「痩せたい、と一言で言っても、単に体重を落とせば自分の理想に近づけるか?と言われるとそうではないので、カラダのフォルムだけでなくクライアントのライフスタイル全体を把握して、クライアントが大切にしている事をクライアント以上に大切にする、それくらいの気持ちで取り組みたいと思っています」

糸井氏「クライアントが考えている以上にクライアントの事をわかっているのがトータル・ワークアウトのパーソナル・トレーナーです。このことに気づくまでに1年かかったけれど、気づいてから『楽しい』の思いがより深まった。このトレーニングをやって自分はどうなるのか?近い未来が見えてくるとより楽しくなりますね」

池澤智「こういった糸井さんの話を伺って、トレーナーが更にやる気になって、もっと糸井さんのことを考えるようになる。自分の作戦が功を奏したら嬉しい!楽しい!という良いサイクルがより一層生まれていくと思います!」

– 先述の「逆上がり会議」にも参加した樋之口トレーナー 糸井さんのトレーニングのこれからを作戦中⁉ –

動的人生から生まれる積極性

糸井氏「トレーニングで、万が一間違ったことをやっても怒られないのがいいよね」

池澤智「怒らないですよ(笑)」

糸井氏「2001年の頃は怒られてたよ」

池澤智「トレーニング戦国時代。スパルタ時代ですね・・・」

糸井氏「今のトレーニングはギリギリのノックで練習している感じ。簡単にはできないんだけど、頑張れば出来た喜びを感じられるから楽しいですね」

池澤智「課題がうっすら見えてきて『達成したな』が感じられて、『あ、でもまだこういうことがあるな』と気づいてもらえるようなコミュニケーションをとっています。ボディケアにしても、クライアントを完全に受け身にさせるのではなく、自ら感じ取ってもらえるように、ある意味教育的な側面を持たせています。自ら整えるスキルを手渡すためには、自ら感覚を取りにいってもらうことが近道になります」

糸井氏「どこかが痛いというのは誰にでもある。でも、こういう風にしたら痛くなくなる、というのを教えてもらうことでそこに自分をアジャストできるようになるんです。僕の膝の痛みも、自分の力で治せるようになってきた。今は筋肉流行りで、筋肉を付けることでカラダが科学的によくなると言われているけど、科学的な証明以上に、カラダが動的で気持ちが積極的な状態になっていることを実感しています。まさにアクティブ・ウェルネスですね!」

池澤智「糸井さんのように、トレーニングしながらこういったことを感じる感性をもっていたり、それを言語化してくれる方はあまりいないので、こんなお話がきけてありがたいです」

Urban Safariにおける連載はまだ続きます。次回のゲストはどなたか!?ぜひお楽しみに。


Urban Safari対談からのエピソードについては以下の記事もご覧ください。

糸井重里さんが「人に会おう、話を聞こう」をテーマにインタビュー動画を配信する『ほぼ日の學校』の企画として、トータル・ワークアウト代表 池澤智と対談した動画もよろしければご覧ください。

ほぼ日の學校「パーソナル・トレーナーは、どう育っていくのか。」を観る>>

池澤智が提唱するACTIVE WELLNESSについては、以下の記事もご参照ください。

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カラダづくりのプロフェッショナルチーム

カラダづくりのプロであるパーソナル・トレーナーと、フードケア・ボディケアの各スペシャリスト、編集者がチームを結成。経験に基づいたリアルな情報をお届けします。

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